2011年 08月 12日
Ranaei Family(ラアナーイー・ファミリー) - トンバク |
トンバクは、ゴブレット型のイランの太鼓で、イラン音楽全般で使われている。一般的には山羊または羊の皮、場合によってはラクダの皮が張られ、本体の木の部分に糊で貼り付けられている。桑やクルミの木が多く使われる本体は、横に幾つもの溝が彫られていたり、彫り絵が施されていたりする。
楽器名は、皮面の中心部を叩いた時の低音「トン」と、端を叩いた時の「バク」という音に由来している。また、トンバク奏者はトンバクを斜めに構えて膝に乗せ、これを10本の指全てを駆使して叩く。この指を使う超絶技巧は、ここ約50年ほどで発展したものと言われ、それまでは楽器演奏や歌の伴奏として、単純なリズムを刻む役割を持っていたにすぎなかった。
トンバクの技巧の発展に大きな影響を与えたのは往年の巨匠ホセイン・テヘラーニだが、それ以降現在までトンバクの新たな奏法が次々に生み出されている。 Ranaei Family が使用するトンバク
楽器名は、皮面の中心部を叩いた時の低音「トン」と、端を叩いた時の「バク」という音に由来している。また、トンバク奏者はトンバクを斜めに構えて膝に乗せ、これを10本の指全てを駆使して叩く。この指を使う超絶技巧は、ここ約50年ほどで発展したものと言われ、それまでは楽器演奏や歌の伴奏として、単純なリズムを刻む役割を持っていたにすぎなかった。
トンバクの技巧の発展に大きな影響を与えたのは往年の巨匠ホセイン・テヘラーニだが、それ以降現在までトンバクの新たな奏法が次々に生み出されている。
by invs
| 2011-08-12 11:37
| Ranaei Family