2018年 02月 24日
Terje Isungset 氷の楽器公演 - お客様感想 |
2/19、大田区民ホール・アプリコで開催された Terje Isungset による氷の楽器公演をご覧になった方のFacebook 投稿をご承諾を得て転載する。
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Yukiko Munetoshi is at 大田区民会館アプリコ.
February 20 at 12:42am · Ota-ku, Tokyo ·
ノルウェーのパーカッション・プレイヤー Terje Isungset (テリエ・イースングセット)による氷の楽器、東京初公演へ行ってきました!
使用した氷は澤乃井・小澤酒造の仕込み水で、テリエ自らの手により何日も掛けて用意されたものだそうです。水の質が氷の響きに作用するという事実。実際に自然の中から採取する場合でもその年の天候などに大きく音色を左右されるらしい!それを知っただけでもうかなりエキサイティング。
氷の音は、その物質としての冷たさとは反対にとても暖かく響いてきました。パーカショニストとして超一流であるテリエのその卓越した技術が美しい音の探求に捧げられている、と感じました。音楽で宇宙の秘密、命の神秘に触れようとする、真の芸術としてのあり方に感銘を受けます。
自然素材の響きを探しての演奏活動の中で、氷の音にビジョンを見いだしたことは、テリエがスケールの大きな芸術家であることの証なのだということも、よく理解できました。
テリエの刻む氷のリズム。洗練されたそのテクニックは、すぐさまトランス状態に入ってしまえそうな程。氷の妖精になって幻想的なダンスをしている心持ちでした。
その氷のサウンドにマリア・スクラネスの清らかなボイスが調和を一瞬たりとも手放すことなく、変幻自在に寄り添います。まるで氷の合間を流れる水のように自然。
専属音響エンジニアの手腕と今日の音響効果も、アートそのものでした!
また、2人の北欧アーティストの間を、曲によって楽器の1部である氷をステージ横の発砲スチロールの箱から出し入れする小柄な女性が出てくるのですが、その表情を抑えた動きの中にアジアンビューティー振りが際立ちとてもよかった!
もちろん、冒頭で上映されたアイスミュージックのドキュメンタリーヴィデオの中でテリエが語っていたように、雪山の中で壮大な自然のバイヴレーションと響き合っての氷の音楽体験は素晴らしいであろうと思います。しかし、 アイスミュージックがこの東京で演奏されたことの芸術としての意義は大きいと感じましたし、その場に立ち会えた幸運を噛みしめています。
今回の公演は、テリエの才能が余すところなく生かされるであろう、「東京の音」プロジェクトの第一段としてのライヴだったとのこと。
今年はこの素晴らしい試みを追っていけることが、今とてもうれしいです。
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Yukiko Munetoshi is at 大田区民会館アプリコ.
February 20 at 12:42am · Ota-ku, Tokyo ·
ノルウェーのパーカッション・プレイヤー Terje Isungset (テリエ・イースングセット)による氷の楽器、東京初公演へ行ってきました!
使用した氷は澤乃井・小澤酒造の仕込み水で、テリエ自らの手により何日も掛けて用意されたものだそうです。水の質が氷の響きに作用するという事実。実際に自然の中から採取する場合でもその年の天候などに大きく音色を左右されるらしい!それを知っただけでもうかなりエキサイティング。
氷の音は、その物質としての冷たさとは反対にとても暖かく響いてきました。パーカショニストとして超一流であるテリエのその卓越した技術が美しい音の探求に捧げられている、と感じました。音楽で宇宙の秘密、命の神秘に触れようとする、真の芸術としてのあり方に感銘を受けます。
自然素材の響きを探しての演奏活動の中で、氷の音にビジョンを見いだしたことは、テリエがスケールの大きな芸術家であることの証なのだということも、よく理解できました。
テリエの刻む氷のリズム。洗練されたそのテクニックは、すぐさまトランス状態に入ってしまえそうな程。氷の妖精になって幻想的なダンスをしている心持ちでした。
その氷のサウンドにマリア・スクラネスの清らかなボイスが調和を一瞬たりとも手放すことなく、変幻自在に寄り添います。まるで氷の合間を流れる水のように自然。
専属音響エンジニアの手腕と今日の音響効果も、アートそのものでした!
また、2人の北欧アーティストの間を、曲によって楽器の1部である氷をステージ横の発砲スチロールの箱から出し入れする小柄な女性が出てくるのですが、その表情を抑えた動きの中にアジアンビューティー振りが際立ちとてもよかった!
もちろん、冒頭で上映されたアイスミュージックのドキュメンタリーヴィデオの中でテリエが語っていたように、雪山の中で壮大な自然のバイヴレーションと響き合っての氷の音楽体験は素晴らしいであろうと思います。しかし、 アイスミュージックがこの東京で演奏されたことの芸術としての意義は大きいと感じましたし、その場に立ち会えた幸運を噛みしめています。
今回の公演は、テリエの才能が余すところなく生かされるであろう、「東京の音」プロジェクトの第一段としてのライヴだったとのこと。
今年はこの素晴らしい試みを追っていけることが、今とてもうれしいです。
by invs
| 2018-02-24 12:52
| Terje Isungset