2018年 03月 09日
Duo Myhr/Apneseth 日本ツアー、本日新潟公演 |
Duo Myhr/Apneseth(ミール/アップネセット・デュオ)日本ツアーは折り返し地点に入った。今夜は新潟で、その後は関東圏でのライヴになる。
日本ツアー詳細
Duo Myhr/Apneseth 関連 Blog 記事一覧
昨夜、上越公演は完全アコースティックで行われた。ライヴの基本中の基本は各会場の音環境(インフラ)に合わせて、サウンドチェックの間に最適の「解」を見つけることにある。まずは会場自体の音響がどうなっているかが大事だ。これは全体の広さ、天井高、内装材やフロアの質・種類・面積によってかなりの部分が規定される。会場が持っている音響が良ければそれを活かし、そうでない場合はそれを補正する。特に今回のように伝統的アコースティック楽器を使う場合は、会場の広さが大きすぎず、その素性さえ良ければ、できる限り音響機器(PA)を使わない方がいい。楽器本来が持っている音には力があり、それをうまく使った方がより説得力のある演奏ができる。ヴォーカルが入っている場合は、楽器との音量の関係も大事だ。
昨夜のライヴはそういう意味でとてもうまくいった。それこそ中世ノルウェーの村の集まりでの音はもしかしたらこれに近かったのではないか、ぐらいの感じだった。本来、ランゲレイクは踊りのための楽器であったそうだ。それが時代を経るに従って、その地位をハルダンゲル・フィドルに譲った。Duo Myhr/Apneseth はその両方の楽器を使い、いにしえの音を現代に蘇らせる。でも、それは単なる再現ではない。時代を経て楽器自体も進化し、演奏スタイルも変わっている。デュオ自身のオリジナルなアレンジもある。そういうものも含めて総合的な演奏力が求められる。
さすが、ノルウェーで著名な賞を受賞している二人だけあって、聴いていると引き込まれる。音楽の真の力を感じるのはこういう時だ。
さて、今夜のライヴで更なるマジックが起きるか。楽しみだ。
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昨夜、上越公演は完全アコースティックで行われた。ライヴの基本中の基本は各会場の音環境(インフラ)に合わせて、サウンドチェックの間に最適の「解」を見つけることにある。まずは会場自体の音響がどうなっているかが大事だ。これは全体の広さ、天井高、内装材やフロアの質・種類・面積によってかなりの部分が規定される。会場が持っている音響が良ければそれを活かし、そうでない場合はそれを補正する。特に今回のように伝統的アコースティック楽器を使う場合は、会場の広さが大きすぎず、その素性さえ良ければ、できる限り音響機器(PA)を使わない方がいい。楽器本来が持っている音には力があり、それをうまく使った方がより説得力のある演奏ができる。ヴォーカルが入っている場合は、楽器との音量の関係も大事だ。
昨夜のライヴはそういう意味でとてもうまくいった。それこそ中世ノルウェーの村の集まりでの音はもしかしたらこれに近かったのではないか、ぐらいの感じだった。本来、ランゲレイクは踊りのための楽器であったそうだ。それが時代を経るに従って、その地位をハルダンゲル・フィドルに譲った。Duo Myhr/Apneseth はその両方の楽器を使い、いにしえの音を現代に蘇らせる。でも、それは単なる再現ではない。時代を経て楽器自体も進化し、演奏スタイルも変わっている。デュオ自身のオリジナルなアレンジもある。そういうものも含めて総合的な演奏力が求められる。
さすが、ノルウェーで著名な賞を受賞している二人だけあって、聴いていると引き込まれる。音楽の真の力を感じるのはこういう時だ。
さて、今夜のライヴで更なるマジックが起きるか。楽しみだ。
by invs
| 2018-03-09 09:56
| Duo Myhr/Apneseth