2006年 09月 30日
Nik Baertsch インタヴュー 続き |
Nik Baertsch のインタヴューの続きを掲載する。
(聞き手)そうですね。例えば、 Stoa の中の“Modul 38_17”とか Randori の中の“Modul 8_9”のように、いつも曲同士を組み合わせていますね。
(Nik)ライヴで演奏しているときも、それが大事だ。 私達のクラブ(チューリッヒの Bacillus Club)では、毎月曜日に何かやっている。ここでのコンサートではいろいろなパターンと曲をただ演奏するだけだが、いろいろなことが起き得る。ツアーに出るときはもっとセット - ショーのようなものを準備していく。私は両方とも好きだ。自由が好きだが、正確に且つ固定された方法で音楽のエネルギーに従うことも好きだ。ちょうど、伝統的なクラシック音楽の楽譜にあるように。実際はその間をよく探求した。ジャズの伝統では、曲はどのようなものにでもなり得るという形で自由を扱ってきた。そして、偉大なジャズのマスターたちでそういうことができる人がいる。しかし、素材に対してもっと控えめなアプローチに私はいつも興味をもっていた。でも一方で、クラシック音楽においては、それを解釈する人の自由がほんとうに少なく、楽譜のある場所に特定されていて、私にとっては制限的に感じられた。私は音楽の流れ、特にグルーヴ音楽が好きだが、グルーヴ音楽では音のコンビネーションと楽器演奏において、クラシック音楽にある厳密な微細さが足りなかった。多分、私はいろいろな音楽スタイルの幾つかの側面が必要な変わり者(笑)なのだろう。どれも好きだが、動き、演奏し、自由を感じることができるスタイルというのを見つける必要があった。でもストラヴィンスキーが言ったように、自由は形と構造から作られるが、構造は自分で選ぶものだ。
(聞き手)そうですね。例えば、 Stoa の中の“Modul 38_17”とか Randori の中の“Modul 8_9”のように、いつも曲同士を組み合わせていますね。
(Nik)ライヴで演奏しているときも、それが大事だ。 私達のクラブ(チューリッヒの Bacillus Club)では、毎月曜日に何かやっている。ここでのコンサートではいろいろなパターンと曲をただ演奏するだけだが、いろいろなことが起き得る。ツアーに出るときはもっとセット - ショーのようなものを準備していく。私は両方とも好きだ。自由が好きだが、正確に且つ固定された方法で音楽のエネルギーに従うことも好きだ。ちょうど、伝統的なクラシック音楽の楽譜にあるように。実際はその間をよく探求した。ジャズの伝統では、曲はどのようなものにでもなり得るという形で自由を扱ってきた。そして、偉大なジャズのマスターたちでそういうことができる人がいる。しかし、素材に対してもっと控えめなアプローチに私はいつも興味をもっていた。でも一方で、クラシック音楽においては、それを解釈する人の自由がほんとうに少なく、楽譜のある場所に特定されていて、私にとっては制限的に感じられた。私は音楽の流れ、特にグルーヴ音楽が好きだが、グルーヴ音楽では音のコンビネーションと楽器演奏において、クラシック音楽にある厳密な微細さが足りなかった。多分、私はいろいろな音楽スタイルの幾つかの側面が必要な変わり者(笑)なのだろう。どれも好きだが、動き、演奏し、自由を感じることができるスタイルというのを見つける必要があった。でもストラヴィンスキーが言ったように、自由は形と構造から作られるが、構造は自分で選ぶものだ。
by invs
| 2006-09-30 11:40
| Nik Baertsch's Ronin