2006年 11月 08日
Samuli Mikkonen - Pekka Pylkkanen's Tube Factory のメンバー |
Samuli は7才のときにピアノとヴァイオリンの勉強を始め、後にフィンランドのシベリウス音楽院ジャズ学部に学んだ。1996年に Ulf "Uffe" Krokfors (ウルフ・"ウッフェ"・クロクフォルシュ、ダブルベース。フィンランドのハープ・ピアノ奏者で ECM からアルバムを出しているIro Haarlaのバックを務めている) と Mika Kallio (ミカ・カッリオ、ドラム)とともに自らのトリオを結成、2年後に最初の CD 'Korpea kuunnellessa' を発表、これが評判を呼んだ。2001年にはサックス・フルートに Kari "Sonny" Heinilä 或いは Sakari Kukko (サカリ・クッコ)を加えカルテットへと発展、更に 2002 年からは Pepa Päivinen, Jorma Tapio (ヨルマ・タピオ)そして Juhani Aaltonen(ユハニ・アールトネン) 或いは Pentti Lahti を加えたオクテットとなった。同年、CD "Samuli Mikkonen & 7 HENKEÄ" を発表、バンド名も同様となっている。最近では "Ajan aalloilla" というプロジェクトを立ち上げ、シベリウスを含む19世紀末から20世紀初頭のフィンランドの作曲家の作品を学び演奏する中で、インプロヴィゼーションにおける「フィンランドの音」を模索している。
今年はオクテットを率いてフィンランドで幾つかの公演を行った他、ヘルシンキにおいてRaoul Björkenheim (ラウル・ビョルケンハイム、Scorch Trio に参加)やUlf "Uffe" KrokforsなどとJohn Zorn: Cobra にも参加した。
一方、1998年よりスウェーデンのベーシスト Anders Jormin (アンデシュ・ヨルミン)とノルウエーのドラマー(レーベル Jazzland) Audun Kleive (アウドゥン・クライヴェ)とトリオも結成していて、スカンジナヴィアでのツアー録音が"KOM-LIVE"として発表されている。新譜が 2006年にリリースされる予定だ。
by invs
| 2006-11-08 14:37
| Samuli Mikkonen