2007年 04月 26日
Jarmo Saari (ヤルモ・サーリ) - "Solu" |
「ミュージック from フィンランド」公演に出演する Jarmo Saari (ヤルモ・サーリ)にヘルシンキで会ってきた。数年前から始めたと思っていたソロ(ギターとエフェクト類による一人オーケストラ)が実は彼がヘルシンキのシベリウス・アカデミー(音楽院)でジャズを専攻している頃からのプロジェクトであることがわかった。
当時、やはり一人での演奏を模索していたKimmo Pohjonen (キンモ・ポーヨーネン: Real & True Live Series では Kluster TU- 現在は KTUと改名- で出演している)と同窓で、お互い工夫しあって、時にはヘルシンキのクラブなどで実験的な公演も一緒に行っている。Kimmo はその後早くも一人立ちしたのに対し、Jarmo はエレクトロニクスを駆使して音をループさせることから始め、4年かかってようやく最初のソロCDリリースに漕ぎつけたと言っていた。当時はフィンランドの代表的なプログレ・ジャズ的バンド "XL"のメンバーでもあったが、ソロ部分では長めに演奏したりして実験を重ねていたということだ。Kimmo にはエレクトロニクスで教えてもらったりしたこともあると言っていた。 一人でフィンランド中をいろいろな楽器を演奏しながらツアーを行い、修行を積んでいる。もともと20才までは自己流でギターを覚え、シベリウス・アカデミーで本格的に勉強、その後チェロやトロンボーンなどいろいろな楽器を覚えていった。アカデミーではエレクトロニック・ミュージック理論も学んでいる。
現在、一種のプロジェクト名としてフィンランド語で「核(英語のcell)」にあたる"Solu"という名前を使っている。一人でマルチにステージ上でギターとエフェクトを操る(テルミンも使うときがある)姿がその言葉を選んだ背景にあるのだろう。「昔のやり方から出たい」と言っていた。楽曲のかなりの部分は作曲され、一部はゆっくりしたインプロヴィゼーションを入れていくというスタイルをとっている。作曲にあたっては "texture" (肌触り感)を最も大事にしているとのことだった。ギターをパーカッションとして利用することにも可能性を見出している。
写真:Kie von Hertzen - アルバム "the making of LOVE" のカヴァー・デザインのコンセプトを制作中、ヘルシンキの Aseman Kuvapiste にて
当時、やはり一人での演奏を模索していたKimmo Pohjonen (キンモ・ポーヨーネン: Real & True Live Series では Kluster TU- 現在は KTUと改名- で出演している)と同窓で、お互い工夫しあって、時にはヘルシンキのクラブなどで実験的な公演も一緒に行っている。Kimmo はその後早くも一人立ちしたのに対し、Jarmo はエレクトロニクスを駆使して音をループさせることから始め、4年かかってようやく最初のソロCDリリースに漕ぎつけたと言っていた。当時はフィンランドの代表的なプログレ・ジャズ的バンド "XL"のメンバーでもあったが、ソロ部分では長めに演奏したりして実験を重ねていたということだ。Kimmo にはエレクトロニクスで教えてもらったりしたこともあると言っていた。
現在、一種のプロジェクト名としてフィンランド語で「核(英語のcell)」にあたる"Solu"という名前を使っている。一人でマルチにステージ上でギターとエフェクトを操る(テルミンも使うときがある)姿がその言葉を選んだ背景にあるのだろう。「昔のやり方から出たい」と言っていた。楽曲のかなりの部分は作曲され、一部はゆっくりしたインプロヴィゼーションを入れていくというスタイルをとっている。作曲にあたっては "texture" (肌触り感)を最も大事にしているとのことだった。ギターをパーカッションとして利用することにも可能性を見出している。
写真:Kie von Hertzen - アルバム "the making of LOVE" のカヴァー・デザインのコンセプトを制作中、ヘルシンキの Aseman Kuvapiste にて
by invs
| 2007-04-26 12:29
| Jarmo Saari