2008年 06月 28日
Van der Graaf Generator - 6/27 公演 |
昨夜、Van der Graaf Generator (VdGG)初来日、初日公演が東京渋谷のO-Westで開催された。満員の会場が固唾を呑んで見守る中、Peter、Hugh、Guyがステージに登場すると拍手喝采となった。この瞬間を待ちわびた長年のファンも大勢いたことだろう。長い長い拍手のあと、演奏が始まると、そこは VdGGの世界だ。
「プログレッシヴ・ロック」と言われるより、「アンダーグラウンド」と見なされることを好むPeter Hammill とバンドにとって、ステージはまさにそれを証明する場所になる。もちろん、変拍子や重厚な音作り、変わった展開や転調の仕方など、「プログレッシヴ・ロック」と呼ばれる要素はある。だが、ライヴを聴いて最も感じるのは、エネルギッシュなブリティッシュ・ロックのもつパワーだ。「アンダーグラウンド」として常にコマーシャリズムと一定の距離を置いて成長してきたバンドだけあって、派手で目立つようなステージ展開ではなく、実質本位の渋みのきいた演奏だ。これこそ単なるノスタルジーに浸る再結成バンドとは明らかに一線を画す新生VdGG トリオのものだ。新曲がふんだんに取り入れられた今回の公演を見ても、彼ら三人のチャレンジ精神がよくわかる。過去はもの思いに耽るためにあるのでなく、今日を作っていくためのステップとしてあるのだ。
アンコールを入れて2時間ほどの公演は、しばし忘れていた本物のロックがもつ力を思い出させてくれた。
「プログレッシヴ・ロック」と言われるより、「アンダーグラウンド」と見なされることを好むPeter Hammill とバンドにとって、ステージはまさにそれを証明する場所になる。もちろん、変拍子や重厚な音作り、変わった展開や転調の仕方など、「プログレッシヴ・ロック」と呼ばれる要素はある。だが、ライヴを聴いて最も感じるのは、エネルギッシュなブリティッシュ・ロックのもつパワーだ。「アンダーグラウンド」として常にコマーシャリズムと一定の距離を置いて成長してきたバンドだけあって、派手で目立つようなステージ展開ではなく、実質本位の渋みのきいた演奏だ。これこそ単なるノスタルジーに浸る再結成バンドとは明らかに一線を画す新生VdGG トリオのものだ。新曲がふんだんに取り入れられた今回の公演を見ても、彼ら三人のチャレンジ精神がよくわかる。過去はもの思いに耽るためにあるのでなく、今日を作っていくためのステップとしてあるのだ。
アンコールを入れて2時間ほどの公演は、しばし忘れていた本物のロックがもつ力を思い出させてくれた。
by invs
| 2008-06-28 11:39
| Van der Graaf G.