2009年 04月 21日
Black Light Orchestra (ブラック・ライト・オーケストラ) 東京公演 |
4/17 及び4/19 に開催された Real & True Live Series 「Black Light Orchestra (ブラック・ライト・オーケストラ) 公演」は、熟達したテクニックに裏づけされた、でもテクニックをひけらかすことが一切ない、極めて高度な音楽性をもったバンドの全貌を余すことなく示すものだった。
ノルウェーの バンドFarmers Market (ファーマーズ・マーケット)もそうだが、音楽をつきつめていくとユーモアとウイットに行き着くことがある、ということが改めて確認された。会場は最初から最後まで楽しい笑いに包まれていたが、それとともに、バンドに対する大いなる敬意と賞賛が無言のうちに語られていた。
ちょっとしたコント的演出も、イギリスのユーモアとベルギーのシュールさが同居する、稀に見る面白さで、Black Light Orchestra のライヴを見る者全員をどんどん引き込んでいく。バンドとしての音量や音質、各楽器のバランス、演奏上の掛け合いに、インプロやユニゾンがまったく自然に溶け込んでいる。無声映画風の音、アメリカン・ゴスペル、ユーロ・ポップ、プログレ、現代音楽、モダン・ジャズなどあらゆる音楽的要素が縦横無尽に動員される。
4/17 公演 Dan は演奏中にQuentin によってトイレットペーパーでぐるぐる巻きにされる photo: 前沢春美
バンドとしては30曲以上のレパートリーを持ち、その中から公演当日の雰囲気やノリに合わせて20数曲が選ばれた。ライヴ直前までリーダーのDanがメンバーと相談しながら、練りに練ったセットリストを作る。曲に合わせた照明やプロジェクターの設定まで、会場の照明担当の方と事前に決めてあるから、ステージ効果は抜群だ。すべてにおいて、努力を惜しむことなく徹底するプロフェッショナリズムが感じられた。フルートやベースを弾いたQuentin (カンタン)が世界の高峰について解説したコントも実は、初日に会場を見てから、会場内で一旦フランス語で考えたものを、英語にして、さらに日本語訳化したものだ。ほとんどぶっつけ本番で日本語(という他言語)を使ってステージで話すのは大変だ。プロジェクションした映像も4/17-19 の間に幾つか入れ替えたりして、工夫していた。
天賦の才能もあるが、やはり努力あってこそということがよくわかる。
ノルウェーの バンドFarmers Market (ファーマーズ・マーケット)もそうだが、音楽をつきつめていくとユーモアとウイットに行き着くことがある、ということが改めて確認された。会場は最初から最後まで楽しい笑いに包まれていたが、それとともに、バンドに対する大いなる敬意と賞賛が無言のうちに語られていた。
ちょっとしたコント的演出も、イギリスのユーモアとベルギーのシュールさが同居する、稀に見る面白さで、Black Light Orchestra のライヴを見る者全員をどんどん引き込んでいく。バンドとしての音量や音質、各楽器のバランス、演奏上の掛け合いに、インプロやユニゾンがまったく自然に溶け込んでいる。無声映画風の音、アメリカン・ゴスペル、ユーロ・ポップ、プログレ、現代音楽、モダン・ジャズなどあらゆる音楽的要素が縦横無尽に動員される。

バンドとしては30曲以上のレパートリーを持ち、その中から公演当日の雰囲気やノリに合わせて20数曲が選ばれた。ライヴ直前までリーダーのDanがメンバーと相談しながら、練りに練ったセットリストを作る。曲に合わせた照明やプロジェクターの設定まで、会場の照明担当の方と事前に決めてあるから、ステージ効果は抜群だ。すべてにおいて、努力を惜しむことなく徹底するプロフェッショナリズムが感じられた。フルートやベースを弾いたQuentin (カンタン)が世界の高峰について解説したコントも実は、初日に会場を見てから、会場内で一旦フランス語で考えたものを、英語にして、さらに日本語訳化したものだ。ほとんどぶっつけ本番で日本語(という他言語)を使ってステージで話すのは大変だ。プロジェクションした映像も4/17-19 の間に幾つか入れ替えたりして、工夫していた。
天賦の才能もあるが、やはり努力あってこそということがよくわかる。
by invs
| 2009-04-21 14:33
| Black Light Orchestr