2010年 06月 02日
インド Andhra Natyam (アンドラ・ナティアム)の音楽 |
驚くべき音楽を聴いた。インド Andhra Natyam (アンドラ・ナティアム)の音楽だ。昨夜、インド大使館と建物を同じくするインド文化センターでKala Krishna (カラ・クリシュナ)をメイン・ダンサー/団長とするダンス・グループによる公演が行われたのだが、その中の男性二人による「戦いの踊り」のバックに使われた曲だ。
Andhra Natyam はインドのアンドラ・プラデッシュにおいて3000年の伝統を持つ古典舞踊(寺院付きの巫女踊り)で、しばらく絶えていたものを、1972年ダンス名を改名するとともに復活させたものだ。この舞踊は通常女性が踊るものだが、Kala Krishnaは女装して踊る。男性が踊る演目は少ないようだが、「戦いの踊り」は音楽も他の演目と全く異なり、高速で連打される打楽器とヴォイスによるビートが変拍子を刻み、その合間にコード音を流すように弾く金属音(一種のサントゥールか)がメイン・ビートを外して奏でられる。更に、コンスタントに続くビート音の上には長めの中間メロディーのような旋律が声で歌われる。
あまりの凄さに思わず笑ってしまった。音楽はダンスのバックということでライヴではなく録音した素材が使われていた。録音状態はよくなく、明瞭さはなかったが、その斬新な(古典なので、こちらが知らなかっただけだが)、虚を突くようなビートとメロディーには戦慄を覚えた。
Andhra Natyam (アンドラ・ナティアム)が日本で紹介されるのはこれが初めてとのことだった。インドは公の教育では西洋音楽を教えない数少ない国の一つらしいが、これだけの古典があれば、まずはそれらを先に勉強するのは当然だろう。アンドラ・プラデッシュは南東インドの州だが、インドにはまだまだ「知らない」音楽がたくさんある。
6/5、横浜のスペース・オルタで今回のAndhra Natyam日本ツアー最終公演が行われる。
Andhra Natyam はインドのアンドラ・プラデッシュにおいて3000年の伝統を持つ古典舞踊(寺院付きの巫女踊り)で、しばらく絶えていたものを、1972年ダンス名を改名するとともに復活させたものだ。この舞踊は通常女性が踊るものだが、Kala Krishnaは女装して踊る。男性が踊る演目は少ないようだが、「戦いの踊り」は音楽も他の演目と全く異なり、高速で連打される打楽器とヴォイスによるビートが変拍子を刻み、その合間にコード音を流すように弾く金属音(一種のサントゥールか)がメイン・ビートを外して奏でられる。更に、コンスタントに続くビート音の上には長めの中間メロディーのような旋律が声で歌われる。
あまりの凄さに思わず笑ってしまった。音楽はダンスのバックということでライヴではなく録音した素材が使われていた。録音状態はよくなく、明瞭さはなかったが、その斬新な(古典なので、こちらが知らなかっただけだが)、虚を突くようなビートとメロディーには戦慄を覚えた。
Andhra Natyam (アンドラ・ナティアム)が日本で紹介されるのはこれが初めてとのことだった。インドは公の教育では西洋音楽を教えない数少ない国の一つらしいが、これだけの古典があれば、まずはそれらを先に勉強するのは当然だろう。アンドラ・プラデッシュは南東インドの州だが、インドにはまだまだ「知らない」音楽がたくさんある。
6/5、横浜のスペース・オルタで今回のAndhra Natyam日本ツアー最終公演が行われる。
by invs
| 2010-06-02 13:46