2010年 07月 24日
Skaidi (スカイディ) - 長野、長谷寺公演 |
7/4 長野市篠ノ井にある長谷寺で行われたSkaidi(スカイディ) の最終公演について記しておく。
この日は昼間の公演だった。長野市内を出て、千曲川近くまで行き、篠ノ井という所に入った。山の中腹にお寺が見える。会場となった庫裏の裏手に車を停め、早速公演の準備にかかる。梅雨の晴れ間、お寺はきれいな光に包まれていた。1,300年以上も続く古刹だ。庫裏の玄関脇から平野部が見渡せる。すばらしい景色だ。
中庭が眺められる庫裏の中は広めで、大部分は畳敷きになっている。江戸時代の建物をリノヴェーションして、再利用しているすばらしいスペースだ。端の板敷きの部分にはグランドピアノも置かれ、音楽に理解の深い住職さんというイメージが興る。Skaidi の演奏は畳敷きの奥で行うことになった。
外は暑いのだが、中は風通しがよく涼しい。静かな佇まいの中、鳥の声だけが聞こえる。木と紙でできた「会場」はアコースティック演奏には理想的だ。障子を開け放ち、庭の空気感が心地よい。お客様には畳に座布団を敷いて座っていただく。何人ぐらい来ていただけるのか少し心配だったが、最終的には結構な人数の方がお見えになった。
予定どおりSkaidi の演奏が始まる。この日がツアー最後の公演とあって、Inga もSteinar も熱演だった。演奏するとさすがに暑く、ダブルベースをもの凄いパワーで弾くSteinar は汗だくだった。Inga もサーメの民族衣装が少し暑そうだった。でも、お寺の静寂さが演奏を引き立て、十二分に満足いく公演だった。「鳥の声が聞こえてよかった」とSteinar が後で言っていたが、これほどまでに落ち着いた雰囲気の「会場」はなかなかないのではないか。
古い由緒あるお寺だということを知っていたSteinar は、持参したダブルベースが17世紀イタリア製だということを説明していた。江戸時代の建物の中で17世紀の楽器が鳴っているのは趣深い。Steinarは「ダブルベースの弦はガット(豚の腸)でできている」とも話していたが、建物や楽器、そして人の声がすべて自然をベースにしている故、それらが共鳴すると奥深い音が出るのだろう。或いは、そういう音を聞き分けるのが人間の耳だ、と言ってもいい。エレクトリックで増幅された音など、人工音に慣れ過ぎると本来の音の豊かさを識別する力が落ちてしまうのではないか。時々は完全アコースティックに浸り、耳のリハビリをした方がいいだろう。

Skaidi の公演の後には、二人と住職さんを交えた歓談/Q&A会が開かれた。サーメの文化や音楽、特にヨイクについて、或いはヨイクにダブルベースをバックでつけることについてなど、いろいろな話があった。サーメはどこか日本的感性、特に日本の原初的・アニミズム的心性に通じる文化を持っている。ご来場いただいた方にはそれを理解していただけたように思う。
この日は昼間の公演だった。長野市内を出て、千曲川近くまで行き、篠ノ井という所に入った。山の中腹にお寺が見える。会場となった庫裏の裏手に車を停め、早速公演の準備にかかる。梅雨の晴れ間、お寺はきれいな光に包まれていた。1,300年以上も続く古刹だ。庫裏の玄関脇から平野部が見渡せる。すばらしい景色だ。

外は暑いのだが、中は風通しがよく涼しい。静かな佇まいの中、鳥の声だけが聞こえる。木と紙でできた「会場」はアコースティック演奏には理想的だ。障子を開け放ち、庭の空気感が心地よい。お客様には畳に座布団を敷いて座っていただく。何人ぐらい来ていただけるのか少し心配だったが、最終的には結構な人数の方がお見えになった。
予定どおりSkaidi の演奏が始まる。この日がツアー最後の公演とあって、Inga もSteinar も熱演だった。演奏するとさすがに暑く、ダブルベースをもの凄いパワーで弾くSteinar は汗だくだった。Inga もサーメの民族衣装が少し暑そうだった。でも、お寺の静寂さが演奏を引き立て、十二分に満足いく公演だった。「鳥の声が聞こえてよかった」とSteinar が後で言っていたが、これほどまでに落ち着いた雰囲気の「会場」はなかなかないのではないか。


Skaidi の公演の後には、二人と住職さんを交えた歓談/Q&A会が開かれた。サーメの文化や音楽、特にヨイクについて、或いはヨイクにダブルベースをバックでつけることについてなど、いろいろな話があった。サーメはどこか日本的感性、特に日本の原初的・アニミズム的心性に通じる文化を持っている。ご来場いただいた方にはそれを理解していただけたように思う。
by invs
| 2010-07-24 12:54
| Skaidi

