2010年 10月 25日
Radhika Jha (ラディカ・ジャー) 東京・斑尾公演 |
Radhika Jha (ラディカ・ジャー)による東京と斑尾の公演が無事終了した。東京は青山の「月見ル君想フ」、斑尾は「山の家」で開催された。
何といっても、素晴らしかったのはRadhika Jhaの表現力だ。全身いたるところ、すべてを駆使する。表現としては優雅さが主体なのだが、それを支えているのは強靭な肉体だ。優美に見えるシンプルな腕や脚の動作にしても、20年にわたる徹底的な身体の鍛錬がなければ、あのような完成度を持ち得ない。
オディッシー舞踊はインド古典舞踊の中でも最も肉体的に過酷なものだ。両腕を顔のレベルまで水平にあげ、四角い枡の形を作ると同時に腰を低くし、脚を扇に広く開く型をはじめ、基本ポーズというのが幾つかあるが、それを覚えるのでさえ1年半はかかるそうだ。実際、斑尾のワークショップで披露されたが、真似をしようにも身体各所の驚くべき柔軟性が前提にあるので、子供の頃から鍛えないと難しいように感じられた。
ライヴ音楽をバックにしたおかげで、踊りがとても引き立てられた。ダンス公演ではあらかじめ録音された音楽を使う場合がかなりあるのだが、やはり生に勝るものはない。特に、インドの、それも古典舞踊となると、インド伝統楽器の威力は際立ってくる。シタール、ハーモニウム、マルダラの上にヴォーカルがのり、更にマルダラ奏者が口でインド特有のリズムをとるヴォイスが入れば、会場には否応なく心地よい緊張感が漂う。そこに踊り手が登場すれば、それはさながら古代インド・オリッサの宮廷だ。
Radhika Jhaの豪華なオディッシー舞踊衣装、ミュージシャン達の白を基調としたシンプルな服装、そしてミュージシャンが座る床の上に敷かれる敷物など、踊りに彩を添えるものもたくさんあった。総合舞台芸術としてのインド古典舞踊の素晴らしさを強く感じた公演だった。

photos: 前沢春美 東京青山「月見ル君想フ」公演

オディッシー舞踊はインド古典舞踊の中でも最も肉体的に過酷なものだ。両腕を顔のレベルまで水平にあげ、四角い枡の形を作ると同時に腰を低くし、脚を扇に広く開く型をはじめ、基本ポーズというのが幾つかあるが、それを覚えるのでさえ1年半はかかるそうだ。実際、斑尾のワークショップで披露されたが、真似をしようにも身体各所の驚くべき柔軟性が前提にあるので、子供の頃から鍛えないと難しいように感じられた。




by invs
| 2010-10-25 13:36
| Radhika Jha

