2012年 03月 16日
Peter Hammill - 3/15 三軒茶屋完全アコースティック・コンサート |
Peter Hammill 2012 年来日公演初日は東京三軒茶屋のホール Salon Tessera で行われた。
日本とイギリスのライヴで収録した曲を集めた Box Set が発売されているが、これに加えソロの新アルバムが日本特別ヴァージョンとしてリリースされることを記念した来日公演だ。精力的に活動を続けるPeter の挑戦は続く。
会場となったSalon Tessera は非常にコンディションのいいスタインウエイのコンサート・グランド・ピアノを擁する素晴らしいホールだ。天井が高く、最高の音環境を実現すべく専門の音響設計業者により設計されている。今回はここでPeterのキャリア初となる完全アコースティック・コンサートを実現しようという試みだった。
結論から言えば、成功であった。Peter 自身の言葉がそれを物語っている。「素晴らしいホールとピアノ」、「歴史的公演」、「非常に特別なコンサート」、「(自分のために協力してくれた)素晴らしいオーディエンス」、「(普通は作れず運営できない)こういうホールを作られたホールのオーナーに感謝」など公演終了後に珍しく上気した面持ちで話していた。
完全アコースティックということで、PAなし、マイクなし、素の声と生のピアノ演奏だけの公演だった。響きのいいピアノだけに、ピアノの音量をヴォーカルの音量と合わせるべく慎重にコントロールする必要があった。また、それ故に歌の歌い方も変え、例えば "A stranger, a worldly man" の有名なフレーズも絶叫型ではなく、最後は静かなエンディングにするなど、臨機応変、アドリブでどんどん進んでいった。
ホール後方の一部において、曲の部分によってはヴォーカルが聴きにくい部分があったことは事実だが、これもオール・アコースティックの一部だ。自然な人間の声というものは、場合によっては聴き取れない。普段あまりにも拡声された音響に慣れているため、つい声の有限性を忘れてしまいがちだ。
アンコールは "Refugees"だった。これを最後に持ってきた Peter の想いは多分ご来場いただいたすべての方に通じたことだろう。
ワールド・プレミアとなった新曲が二曲も披露され、随分と豪華なセットリストだったが、これも Peter のこの公演に対する意気込みを表している。いつもどおり、楽屋に開場30分前ごろからこもり、その日のセットリストを決めていたが、熱心なファンを含むオーディエンスへの多大な感謝の気持ちがリストに反映されたように思う。
日本とイギリスのライヴで収録した曲を集めた Box Set が発売されているが、これに加えソロの新アルバムが日本特別ヴァージョンとしてリリースされることを記念した来日公演だ。精力的に活動を続けるPeter の挑戦は続く。
会場となったSalon Tessera は非常にコンディションのいいスタインウエイのコンサート・グランド・ピアノを擁する素晴らしいホールだ。天井が高く、最高の音環境を実現すべく専門の音響設計業者により設計されている。今回はここでPeterのキャリア初となる完全アコースティック・コンサートを実現しようという試みだった。
結論から言えば、成功であった。Peter 自身の言葉がそれを物語っている。「素晴らしいホールとピアノ」、「歴史的公演」、「非常に特別なコンサート」、「(自分のために協力してくれた)素晴らしいオーディエンス」、「(普通は作れず運営できない)こういうホールを作られたホールのオーナーに感謝」など公演終了後に珍しく上気した面持ちで話していた。
完全アコースティックということで、PAなし、マイクなし、素の声と生のピアノ演奏だけの公演だった。響きのいいピアノだけに、ピアノの音量をヴォーカルの音量と合わせるべく慎重にコントロールする必要があった。また、それ故に歌の歌い方も変え、例えば "A stranger, a worldly man" の有名なフレーズも絶叫型ではなく、最後は静かなエンディングにするなど、臨機応変、アドリブでどんどん進んでいった。
ホール後方の一部において、曲の部分によってはヴォーカルが聴きにくい部分があったことは事実だが、これもオール・アコースティックの一部だ。自然な人間の声というものは、場合によっては聴き取れない。普段あまりにも拡声された音響に慣れているため、つい声の有限性を忘れてしまいがちだ。
アンコールは "Refugees"だった。これを最後に持ってきた Peter の想いは多分ご来場いただいたすべての方に通じたことだろう。
ワールド・プレミアとなった新曲が二曲も披露され、随分と豪華なセットリストだったが、これも Peter のこの公演に対する意気込みを表している。いつもどおり、楽屋に開場30分前ごろからこもり、その日のセットリストを決めていたが、熱心なファンを含むオーディエンスへの多大な感謝の気持ちがリストに反映されたように思う。
by invs
| 2012-03-16 14:29
| Peter Hammill