2012年 08月 15日
Dhruv |
Oslo Jazz Festival 初日(オスロ時間 8/13 22:00 )になかなかいいライヴがあったので書いておく。
インドのDhruv(ドゥルヴ) というバンドだ。インド古典音楽とジャズを勉強した Dhruv Ghanekar というギタリストがリーダーで、Sheldon D'Silvaがエレクトリック・ベース、Gino Banks がドラム、Tala Farall がキーボード・管楽器という構成になっている。拠点はボンベイで、Tala Farall がマダガスカル出身以外、みなインド人だ。
ライヴで聴いて最初に思い出したのはWeather Report や John McLaughlinの音だった。ベースライン、シンセのコードワーク、ギター・フレーズなどいい意味でのフュージョン感覚が溢れている。所々にインド音階や、インドの言葉リズム(SOLKATU・KONNAKKOL)は入るが、総体としてはインターナショナルな音楽だ。高速フレーズとワウワウ・エフェクトを割とよく使い、シンコペーションも多用するギターがバンドを引っ張っていく。ベースは音数多く、速くて細かな、でも非常に一音一音をはっきりときれいに弾く。それらの間隙を縫うようにしてキーボードがテンション・コードを入れ込んでいく。ドラムは素早く、臨機応変に他の楽器に呼応している。メンバー全員、最初から最後までエネルギー全開だ。
以前のフュージョンと最も違うのは、曲全体がかなり細かく作曲されていて、同じフレーズのリフレインがかなり抑制されていることだろう。曲の始まりから終わりまで、一つのストーリー展開が行われる。インプロでのソロワークも見せ場ではあるが、このバンドの強みは、アンサンブルが丁寧に作曲された構成に従ってうねるように動き、一匹のアニマルとなっていることだろう。ギターは確かにメロディーで引っ張るが、決して出しゃばらず、バンドの流れにきれいにはまっている。
ライヴでは二曲ほど Bugge Wesseltoft がピアノやミニ・シンセで飛び入り演奏した。Dhruv とはボンベイで知り合ったという。こういう人的交流が音楽を豊かにしていく。会場となったHerr Nilsen のお客さんの中にはサックスの Tore Brunborg(Tord Gustavsen Quartet, Manu Kache などで来日)もいた。終演後には Steinar Raknes (Steinar Rakens Quartet, The Core, Urban Connection, Skaidi などで来日)も来た。
ギターのDhruv Ghanekarはこれまで Richard Bona、Trilok Gurtu、 Raul Midon、Bob Belden、Etinenne M'Bappe などと共演している。2008年にDhruv のデビュー・アルバム "Distance"が発表され、現在二作目を用意中だ。
今回のノルウエー訪問はノルウエー政府の援助で実現したという。そして政府のサポートを受けた音楽機関が確かな選択眼でミュージシャンを選び、サポートする。申し分ない。
インドのDhruv(ドゥルヴ) というバンドだ。インド古典音楽とジャズを勉強した Dhruv Ghanekar というギタリストがリーダーで、Sheldon D'Silvaがエレクトリック・ベース、Gino Banks がドラム、Tala Farall がキーボード・管楽器という構成になっている。拠点はボンベイで、Tala Farall がマダガスカル出身以外、みなインド人だ。
ライヴで聴いて最初に思い出したのはWeather Report や John McLaughlinの音だった。ベースライン、シンセのコードワーク、ギター・フレーズなどいい意味でのフュージョン感覚が溢れている。所々にインド音階や、インドの言葉リズム(SOLKATU・KONNAKKOL)は入るが、総体としてはインターナショナルな音楽だ。高速フレーズとワウワウ・エフェクトを割とよく使い、シンコペーションも多用するギターがバンドを引っ張っていく。ベースは音数多く、速くて細かな、でも非常に一音一音をはっきりときれいに弾く。それらの間隙を縫うようにしてキーボードがテンション・コードを入れ込んでいく。ドラムは素早く、臨機応変に他の楽器に呼応している。メンバー全員、最初から最後までエネルギー全開だ。
以前のフュージョンと最も違うのは、曲全体がかなり細かく作曲されていて、同じフレーズのリフレインがかなり抑制されていることだろう。曲の始まりから終わりまで、一つのストーリー展開が行われる。インプロでのソロワークも見せ場ではあるが、このバンドの強みは、アンサンブルが丁寧に作曲された構成に従ってうねるように動き、一匹のアニマルとなっていることだろう。ギターは確かにメロディーで引っ張るが、決して出しゃばらず、バンドの流れにきれいにはまっている。
ライヴでは二曲ほど Bugge Wesseltoft がピアノやミニ・シンセで飛び入り演奏した。Dhruv とはボンベイで知り合ったという。こういう人的交流が音楽を豊かにしていく。会場となったHerr Nilsen のお客さんの中にはサックスの Tore Brunborg(Tord Gustavsen Quartet, Manu Kache などで来日)もいた。終演後には Steinar Raknes (Steinar Rakens Quartet, The Core, Urban Connection, Skaidi などで来日)も来た。
ギターのDhruv Ghanekarはこれまで Richard Bona、Trilok Gurtu、 Raul Midon、Bob Belden、Etinenne M'Bappe などと共演している。2008年にDhruv のデビュー・アルバム "Distance"が発表され、現在二作目を用意中だ。
今回のノルウエー訪問はノルウエー政府の援助で実現したという。そして政府のサポートを受けた音楽機関が確かな選択眼でミュージシャンを選び、サポートする。申し分ない。
by invs
| 2012-08-15 17:51

