2014年 10月 07日
Helge Lien Trio - 日本ツアー三日目 |
Helge Lien Trio のツアーは今日で三日目を迎えた。昨夜の 新宿 Pit Inn での公演では、前夜にも増して迫力ある演奏が披露された。
ノルウェーのバンドをライヴで聴いているとよく感じるのだが、キリスト教を起源とする西洋音楽の流れと非キリスト教の世界・アニミズムのせめぎ合いが目の前で展開される。ノルウェーのあたりはヨーロッパでもローマ帝国には含まれず、その後もキリスト教化が遅かった地域だ。それこそヴァイキングが活躍した動機の一つにはキリスト教への反抗というものがあったらしい。
Helge Lienのピアノの旋律や演奏スタイルには荒ぶる神とも思えるアニミズム的精神が垣間見えるとともに、教化された正統的ヨーロッパ社会が生み出した西洋音楽の伝統も明確に認められる。どちらが優位というのではなく、それらがどこで落ち合うべきか静かなる激闘を繰り返している。その少しばかりが、彼の手から零れ落ちてはピアノの音に転化されていく。タブーなくあらゆる方向から音楽を創造する意欲だけがそういう環境を保証している。無意識の領域を駆使してこそ表われ得るホンモノの音だけが、真のリスナーを獲得するのだ。
今夜は横浜の老舗ジャズクラブの Airegin で公演する。秋の夜、真善美を愛でてはいかがだろうか。
ノルウェーのバンドをライヴで聴いているとよく感じるのだが、キリスト教を起源とする西洋音楽の流れと非キリスト教の世界・アニミズムのせめぎ合いが目の前で展開される。ノルウェーのあたりはヨーロッパでもローマ帝国には含まれず、その後もキリスト教化が遅かった地域だ。それこそヴァイキングが活躍した動機の一つにはキリスト教への反抗というものがあったらしい。
Helge Lienのピアノの旋律や演奏スタイルには荒ぶる神とも思えるアニミズム的精神が垣間見えるとともに、教化された正統的ヨーロッパ社会が生み出した西洋音楽の伝統も明確に認められる。どちらが優位というのではなく、それらがどこで落ち合うべきか静かなる激闘を繰り返している。その少しばかりが、彼の手から零れ落ちてはピアノの音に転化されていく。タブーなくあらゆる方向から音楽を創造する意欲だけがそういう環境を保証している。無意識の領域を駆使してこそ表われ得るホンモノの音だけが、真のリスナーを獲得するのだ。
今夜は横浜の老舗ジャズクラブの Airegin で公演する。秋の夜、真善美を愛でてはいかがだろうか。
by invs
| 2014-10-07 11:06
| Helge Lien Trio

