2014年 11月 23日
本日Moskus 来日ツアー最終日 |
今日は Moskus 来日ツアーの最終日だ。会場は柏にある Nardis で、昼間の公演となる。
昨夜の横浜での公演は、とても洗練された「新型音楽」ともいうべきライヴだった。既存のフリー・ジャズに比べると、はるかに楽器間や演奏者同士の「協和性」を重要視しているが、メロディーやリズムは、音楽としての「構成」を意識的に壊し、むしろ「音そのもののが音楽へ移行する」段階を演奏表現そのものにしようとしているように感じた。
誤解を恐れずにいえば、「つっかかり音楽」だ。何事もスムーズには演奏されない。「ノラナイ」音楽だから、ノルことを重要視するリスナーにとっては相当のフラストレーションになるだろう。ビートは生じさせない。きれいな、先が予測できそうなメロディーラインは現れない。だが、一つ一つの進行が「つっかかる」のを聴きながら頭の中でつっかかりの裏を補填していくと、そこには別の世界が開けてくる。ここは、通常のエンターテインメント性からは離れ、一音一音を確実に聴き留めながら、音が音楽になる過程を自らの頭で構成するのがいい。ゆったり座ってリラックスして聴くことは、Moskusの音楽を理解するためには妨げになる。積極的に脳内の「音作り」に参加する覚悟が必要だ。
まったくもって恐ろしい音楽が出てきたものだ。あきらかに新次元、この表現に偽りはない。
今日の公演では当日券が発売される。
昨夜の横浜での公演は、とても洗練された「新型音楽」ともいうべきライヴだった。既存のフリー・ジャズに比べると、はるかに楽器間や演奏者同士の「協和性」を重要視しているが、メロディーやリズムは、音楽としての「構成」を意識的に壊し、むしろ「音そのもののが音楽へ移行する」段階を演奏表現そのものにしようとしているように感じた。
誤解を恐れずにいえば、「つっかかり音楽」だ。何事もスムーズには演奏されない。「ノラナイ」音楽だから、ノルことを重要視するリスナーにとっては相当のフラストレーションになるだろう。ビートは生じさせない。きれいな、先が予測できそうなメロディーラインは現れない。だが、一つ一つの進行が「つっかかる」のを聴きながら頭の中でつっかかりの裏を補填していくと、そこには別の世界が開けてくる。ここは、通常のエンターテインメント性からは離れ、一音一音を確実に聴き留めながら、音が音楽になる過程を自らの頭で構成するのがいい。ゆったり座ってリラックスして聴くことは、Moskusの音楽を理解するためには妨げになる。積極的に脳内の「音作り」に参加する覚悟が必要だ。
まったくもって恐ろしい音楽が出てきたものだ。あきらかに新次元、この表現に偽りはない。
今日の公演では当日券が発売される。
by invs
| 2014-11-23 08:48
| Moskus