2014年 12月 10日
Sara Marielle Gaup のヨイク |
昨日のArvvas 公演ではSara Marielle Gaup の無伴奏ヨイクもあった。本来の伝統的なヨイクの形だ。彼女によれば、何でもヨイクできる。Arvvas で演奏された曲の中には「真夜中にキッチンで食事を作った時やけどして持っていた料理や皿を全部床に落としてしまい」ヨイクしたというのがあった。これが、実に驚くべきことにあるヒット曲の「ヨイク歌詞」としてSteinar Raknes が弾くベースと彼の歌の旋律の間に別旋律として歌われた。二つのまったく意味の異なる歌詞が一つの曲の中に存在する。そしてそのヨイクの旋律というか吟詠が自然と曲に溶け込んでいる。大変面白かった。この曲(カヴァー曲の原曲)はあまりにも有名なので、ここでは名前を伏せておく。ライヴを見た方のお楽しみだ。
公演終了後、来場者の方々との懇親夕食会が開かれた。その席上、Sara から様々なヨイクが披露された。こちらが、犬(成犬)、子犬、狐、熊、ヘラジカ(ムース)、魚(淡水魚)と言えば、すぐにヨイクが始まった。最後には「蚊のヨイク」があった。夏のツンドラは蚊が大変多い。このヨイクが本当に凄かった。蚊の音そのものが吟詠に入っている。ヨイクの一部にはどこかオノマトペ的な部分が組み込まれていることが多いが、それが日本人にはわかりやすく親しみやすい。自然への思いが強い。ただ、「状況」についてのヨイクや現代的なモノ(Sara の父親が20年前に作ったタクシーのヨイクというのをやってくれた)のヨイクもある。決してヨイクしないのは「怒り」と「憎しみ」だそうだ。どこか初期仏教を思い出した。
公演終了後、来場者の方々との懇親夕食会が開かれた。その席上、Sara から様々なヨイクが披露された。こちらが、犬(成犬)、子犬、狐、熊、ヘラジカ(ムース)、魚(淡水魚)と言えば、すぐにヨイクが始まった。最後には「蚊のヨイク」があった。夏のツンドラは蚊が大変多い。このヨイクが本当に凄かった。蚊の音そのものが吟詠に入っている。ヨイクの一部にはどこかオノマトペ的な部分が組み込まれていることが多いが、それが日本人にはわかりやすく親しみやすい。自然への思いが強い。ただ、「状況」についてのヨイクや現代的なモノ(Sara の父親が20年前に作ったタクシーのヨイクというのをやってくれた)のヨイクもある。決してヨイクしないのは「怒り」と「憎しみ」だそうだ。どこか初期仏教を思い出した。
by invs
| 2014-12-10 10:47
| Arvvas