2015年 01月 17日
Nik Baertsch のバンド Mobile |
昨日朝、スイス、チューリッヒにあるクラブ Exile(エグジール/ドイツ語読み)地下にあるリハーサル・ルームでNik Baertsch (ドイツ語綴りではNik Bärtsch)が主宰するバンド Mobile(モビーレ/ドイツ語読み)のリハーサルを見たので書いておく。
(Nik Baertsch サイトより、この写真は旧メンバー構成)
Nik Baertsch はECM レーベルからリリースされている Ronin のアルバムで世界的に知られるようになったが、その前から Ronin と車の両輪のように活動を続けているMobile を大切に育ててきた。Ronin がPA を使用したホールやクラブでの演奏を主体とするのに対し、Mobile はPA を使わず、完全アコースティックで音環境のいい場所を使って演奏する。メンバー構成は Ronin と一部重なり、Nik が標榜するコンセプトRitual Groove Music の一翼を担う。実際、Mobile のデビューアルバムのタイトルは "Ritual Groove Music" だった。 Nik 自身の言葉で言うと、「ファンク、ニュー・クラシックと日本の儀礼的音楽要素から得た素材を合わせたもので、執拗なまでの動機によって駆動された、手を加えていない詩」だ。
現在のメンバーは Nik の他に、Ronin のメンバーであるドラマーのKaspar Rast、バス・クラリネットとアルト・サックスのSha、そして2013年から新たに加わったパーカッションのNicolas Stocker だ。更に Mobile Extended(「拡張 Mobile」)として演奏する場合は、Etienne Abelin と Ola Sendecka がヴァイオリン、David Schnee がヴィオラ、Ambrosius Huber と Solme Hong がチェロで参加する。昨日のリハはNik, Kaspar, Sha, Nicolas で行われた。
クラブ Exile(エグジール)はチューリッヒの中心部から少し西にある。このクラブはNik の他数名の出資により、ほぼ100% に近い形で民間経営されている。ヨーロッパでこの手の先進的なクラブが地方自治体や国の補助金などを得ないで経営されている例は少ない。そういう意味では、Nik の企業経営手腕は、バンド経営(Roninを中心にバンドは法人経営されている)やレーベル経営(Nik がプロデュ―スするアーティストが数組いる)とともに、大いに評価されてしかるべきだ。
このExile が入居するビルの地下にリハーサル・ルームやオフィスなどがある。グランド・ピアノが二台置かれた部屋には、小型のPA類、ドラムセット、パーカッション他、必要な楽器・機材がある。Nik は部屋の環境にも心を配る。残響効果は勿論のこと、調度品や照明などに配慮が見える。10:00に楽器類のセッティングが始まり、すぐにリハとなった。冒頭、 Nik からメンバーにリハの意図や楽曲についての考えなど説明があり、曲の部分部分の演奏が何回も繰り返された。リハをしながら同時にバンド全体としてのアンサンブル作曲がなされていく。落ち着いた中にも緊張感漂う、Nik らしいリハーサルだ。
約 2時間ぐらい聴かせてもらったが、メンバーでディスカッションしながら数曲の中の数パターンに集中してリハをしていた。その日の午後も継続してリハがあったはずだが、朝の間は全曲通しの演奏はなかった。新メンバーのNicolas Stocker はバンドメンバー最年少だが、リハを見ていても、演奏素材提供に関してバンドに対する貢献度は高く、Mobile が今後更に発展することは間違いない。
Ronin での大成功で世界的アーティストとなったNik Baertsch は、昨年 Ronin のブッキング・マネジメントを交代させたほか、幾つかの構造改革を行っている。Ronin が新たな段階に入ったことは間違いない。この一連の過程で Mobile も見直しがあり、「Ritual Groove Music 車」の両輪にギアチェンジが起きたようだ。Nik の無名時代からささやかながら応援してきたReal & True としては、更なる期待と大いなる喜びを感じる。

Nik Baertsch はECM レーベルからリリースされている Ronin のアルバムで世界的に知られるようになったが、その前から Ronin と車の両輪のように活動を続けているMobile を大切に育ててきた。Ronin がPA を使用したホールやクラブでの演奏を主体とするのに対し、Mobile はPA を使わず、完全アコースティックで音環境のいい場所を使って演奏する。メンバー構成は Ronin と一部重なり、Nik が標榜するコンセプトRitual Groove Music の一翼を担う。実際、Mobile のデビューアルバムのタイトルは "Ritual Groove Music" だった。 Nik 自身の言葉で言うと、「ファンク、ニュー・クラシックと日本の儀礼的音楽要素から得た素材を合わせたもので、執拗なまでの動機によって駆動された、手を加えていない詩」だ。
現在のメンバーは Nik の他に、Ronin のメンバーであるドラマーのKaspar Rast、バス・クラリネットとアルト・サックスのSha、そして2013年から新たに加わったパーカッションのNicolas Stocker だ。更に Mobile Extended(「拡張 Mobile」)として演奏する場合は、Etienne Abelin と Ola Sendecka がヴァイオリン、David Schnee がヴィオラ、Ambrosius Huber と Solme Hong がチェロで参加する。昨日のリハはNik, Kaspar, Sha, Nicolas で行われた。
クラブ Exile(エグジール)はチューリッヒの中心部から少し西にある。このクラブはNik の他数名の出資により、ほぼ100% に近い形で民間経営されている。ヨーロッパでこの手の先進的なクラブが地方自治体や国の補助金などを得ないで経営されている例は少ない。そういう意味では、Nik の企業経営手腕は、バンド経営(Roninを中心にバンドは法人経営されている)やレーベル経営(Nik がプロデュ―スするアーティストが数組いる)とともに、大いに評価されてしかるべきだ。
このExile が入居するビルの地下にリハーサル・ルームやオフィスなどがある。グランド・ピアノが二台置かれた部屋には、小型のPA類、ドラムセット、パーカッション他、必要な楽器・機材がある。Nik は部屋の環境にも心を配る。残響効果は勿論のこと、調度品や照明などに配慮が見える。10:00に楽器類のセッティングが始まり、すぐにリハとなった。冒頭、 Nik からメンバーにリハの意図や楽曲についての考えなど説明があり、曲の部分部分の演奏が何回も繰り返された。リハをしながら同時にバンド全体としてのアンサンブル作曲がなされていく。落ち着いた中にも緊張感漂う、Nik らしいリハーサルだ。
約 2時間ぐらい聴かせてもらったが、メンバーでディスカッションしながら数曲の中の数パターンに集中してリハをしていた。その日の午後も継続してリハがあったはずだが、朝の間は全曲通しの演奏はなかった。新メンバーのNicolas Stocker はバンドメンバー最年少だが、リハを見ていても、演奏素材提供に関してバンドに対する貢献度は高く、Mobile が今後更に発展することは間違いない。
Ronin での大成功で世界的アーティストとなったNik Baertsch は、昨年 Ronin のブッキング・マネジメントを交代させたほか、幾つかの構造改革を行っている。Ronin が新たな段階に入ったことは間違いない。この一連の過程で Mobile も見直しがあり、「Ritual Groove Music 車」の両輪にギアチェンジが起きたようだ。Nik の無名時代からささやかながら応援してきたReal & True としては、更なる期待と大いなる喜びを感じる。
by invs
| 2015-01-17 17:17

