2015年 01月 21日
Stian Carstensen に話を聞く |
今朝、オスロの Gardermoen 空港でのチェックイン後のあき時間を利用して、Stian Carstensen (スティアン・カシュテンセン)に会った。ノルウェーのとんでもバンドFarmers Market (ブルガリアの音楽のメロディーや構造を素材として、あらゆるジャンルの音楽を取り込んだスーパー・グル―プ)のリーダーで、彼を知らないノルウェー・ミュージシャンはいないと言われる天才ミュージシャンだ。Farmers Market 以外にも 作曲家 Kurt Weill の曲を演奏する”Music for a While” や ノルウェーのフォークを異次元に飛ばす ”Gammalgrass” といった高度な音楽性を持ったバンドのメンバーでもある。2013年には ノルウェーのジャズ・フェスティヴァルの一つ Vossajazz (Voss 市で開催)から作曲を委嘱され、ヨーロッパのクラシックや東ヨーロッパの音楽を素材に作品 "Flipp" を完成させている。その時のVossajazz でのコンサートは以下のメンバーで行われた。
Stian Carstensen - guitar, accordion, flute, banjo, 他
Jarle Vespestad - drums
Finn Guttormsen - bass
Torbjørn Dyrud - cembalo, electric piano, organ
Sidsel Walstad - harp
Ola Kvernberg - violin
Atle Sponberg - violin
Mats Rondin - cello
Jarle Vespestad と Finn Guttormsen はFarmers Market のリズムセクション、Ola Kvernberg はGammalgrass のメンバーだ。Mats Rondinはスウェーデンのチェロ奏者で指揮者でもあり、Farmers Market がクラシック・オーケストラと共演した驚異的コンサートでも指揮をとった(昨秋、急死され、Stian は大きな悲しみに沈んだとのこと)。
このコンサートは大変な評判をとり、昨年の8月、オスロの会場 Victoria - Nasjonal Jazzscene でも再演された。Stian はこの作品をとても気に入っていて、これを更に進めた形で、現在ソロ・アルバムの制作に入っている。一曲制作中のものを聴かせてくれたが、ある著名な映画音楽を念頭に、得意の、皮肉たっぷりのユーモアを交えた曲だった。ハープや弦楽器などのクラシック系の楽器がふんだんに取り入れられているが、思わず笑わずにはいられないフレーズが散りばめられている。
短い時間だったが、自宅に招待してくれ、ギリシャ風ヴェジタリアン料理を食べながらの楽しい訪問だった。ものすごく忙しいStian だが、自宅から 5分のところにある湖でカヤックに乗りながら釣りをするのがホビーだそうだ。自然に囲まれ、野生動物が現れたりする中、瞑想にもなっているという。
今年か来年、Stian にはぜひ来日してもらいたい。音楽形態は問わない。彼には音楽のみがあり、音楽ジャンルは存在しない。
-Farmers Market 関連記事一覧- Vossajazz 委嘱作品、Mats Rondin指揮のオーケストラとの共演など、いろいろ記事あり。
-Music for a While 関連記事一覧
Stian Carstensen - guitar, accordion, flute, banjo, 他
Jarle Vespestad - drums
Finn Guttormsen - bass
Torbjørn Dyrud - cembalo, electric piano, organ
Sidsel Walstad - harp
Ola Kvernberg - violin
Atle Sponberg - violin
Mats Rondin - cello
Jarle Vespestad と Finn Guttormsen はFarmers Market のリズムセクション、Ola Kvernberg はGammalgrass のメンバーだ。Mats Rondinはスウェーデンのチェロ奏者で指揮者でもあり、Farmers Market がクラシック・オーケストラと共演した驚異的コンサートでも指揮をとった(昨秋、急死され、Stian は大きな悲しみに沈んだとのこと)。
このコンサートは大変な評判をとり、昨年の8月、オスロの会場 Victoria - Nasjonal Jazzscene でも再演された。Stian はこの作品をとても気に入っていて、これを更に進めた形で、現在ソロ・アルバムの制作に入っている。一曲制作中のものを聴かせてくれたが、ある著名な映画音楽を念頭に、得意の、皮肉たっぷりのユーモアを交えた曲だった。ハープや弦楽器などのクラシック系の楽器がふんだんに取り入れられているが、思わず笑わずにはいられないフレーズが散りばめられている。
短い時間だったが、自宅に招待してくれ、ギリシャ風ヴェジタリアン料理を食べながらの楽しい訪問だった。ものすごく忙しいStian だが、自宅から 5分のところにある湖でカヤックに乗りながら釣りをするのがホビーだそうだ。自然に囲まれ、野生動物が現れたりする中、瞑想にもなっているという。
今年か来年、Stian にはぜひ来日してもらいたい。音楽形態は問わない。彼には音楽のみがあり、音楽ジャンルは存在しない。
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by invs
| 2015-01-21 01:36
| Stian Carstensen