2015年 05月 08日
Jan Gunnar Hoff - 昨夜の横浜公演、本日東京最終公演 |
ピアニストJan Gunnar Hoff のソロ・横浜公演も無事終了した。あとは今夜の東京公演を残すのみだ。会場は代官山の「山羊に、聞く?」になる。
横浜公演にも昨年に続き熱心なファンの方が来られ Jan は上機嫌だった。今回のツアーでは初めての演奏となる昔のレパートリー曲(一番最初のJan のアルバムの曲だそうだ)が披露された。
Jan のソロ公演の一つの大きな特徴はインプロヴィゼーションが、曲構成上の一部に限ったメロディーやリズムに対して行われるのではなく、曲のどこにも自在に顔を覗かせることにある。曲の冒頭のイントロはもちろん、演奏途中で急に転調したり、リズムをどんどん変えたりとかなり頻繁に行われる。インプロが「演奏」の延長上にあるのではなく、「作曲」の中に随時取り込まれているわけだ。こういう形は、ピアノという楽器を演奏するミュージシャンの一つのあり方でもあり、他のピアニストでもそれは見られるわけだが、Jan の場合は、フリー的に完全インプロにもっていくのではなく、あくまでも大きな曲の流れ(主旋律の維持、調性の移動構造など)は尊重される。どこに連れて行かれるのかわからなくなるのではなく、道が見えてはいるのだが、突然知らない景色が左右に垣間見えるといった感じだろうか。
今夜のツアー最終公演、楽しみだ。
横浜公演にも昨年に続き熱心なファンの方が来られ Jan は上機嫌だった。今回のツアーでは初めての演奏となる昔のレパートリー曲(一番最初のJan のアルバムの曲だそうだ)が披露された。
Jan のソロ公演の一つの大きな特徴はインプロヴィゼーションが、曲構成上の一部に限ったメロディーやリズムに対して行われるのではなく、曲のどこにも自在に顔を覗かせることにある。曲の冒頭のイントロはもちろん、演奏途中で急に転調したり、リズムをどんどん変えたりとかなり頻繁に行われる。インプロが「演奏」の延長上にあるのではなく、「作曲」の中に随時取り込まれているわけだ。こういう形は、ピアノという楽器を演奏するミュージシャンの一つのあり方でもあり、他のピアニストでもそれは見られるわけだが、Jan の場合は、フリー的に完全インプロにもっていくのではなく、あくまでも大きな曲の流れ(主旋律の維持、調性の移動構造など)は尊重される。どこに連れて行かれるのかわからなくなるのではなく、道が見えてはいるのだが、突然知らない景色が左右に垣間見えるといった感じだろうか。
今夜のツアー最終公演、楽しみだ。
by invs
| 2015-05-08 11:18
| Jan Gunnar Hoff