Jean-Christophe Cholet のニュー・プロジェクト

フレッシュな映像が Jean-Christophe Cholet から届いた。5月に Cholet-Känzig-Papaux Trio のリーダー＋ピアニストとして来日した時、「ジャズ・トリオ以外にもいろいろなプロジェクトをやっている」と話していたが、まさにそれを象徴するようなライヴ・ヴィデオだ。

"Le tombeau de Poulenc"（プーランの墓）と題された曲が、Jean-Christophe 、Alban Darche　そして Mathias Ruëgg の三人の作曲家により作曲され、パリ郊外にある Vernouillet のl'Atelier de Vernouillet において5/12 に披露された（つまり来日直前）。演奏は Diagonale du cube だ。

この新しいプロジェクトは、Jean-Christophe Cholet を中心にこれまで活動していた Diagonal というバンドと Alban Darche のバンド Orphicube　を合体させ、Francis Poulenc の作曲にインスピレーションを得てオリジナル作品を作るというものだ。Poulenc の二台のピアノとオーケストラのためのコンチェルトと呼応するかのように、Diagonale du cube　でも二台のピアノがジャズ・オーケストラと演奏する。但し、二人の既存の作曲スタイルからは自由になるように企画し、故に、Jean-Christophe と Alban は三人目の作曲家で Vienna Art Orchestra のリーダー　Mathias Ruëgg を呼び入れて、新たなコンチェルト・グロッソを作ることを意図した。

参加ミュージシャン
Jean-Christophe Cholet : Piano, composition
Alban Darche : Saxophones, composition
Nathalie Darche : Piano
Pascal Vandenbulcke : Flutes
Jean-Louis Pommier : Trombone
Matthieu Donarier : Saxophones, Clarinettes
Olivier Laisney : Trumpet
Marie-Violaine Cadoret : Violon, Alto
Didier Havet : Tuba
Christophe Lavergne : Drums
Stéphane Kerecki : Double bass

Olivier Ménard : 音響エンジニアリング
Gildas Boclé : 映像

上記メンバーの Stéphane Kerecki は先日、ピアニストの John Taylor がステージ上で心臓発作になった時、一緒にデュオで演奏していたまさにその人だ。