2016年 02月 07日
Jan Gunnar Hoff 2016 来日ツアー二日目 |
Jan Gunnar Hoff 2016 来日ツアーは二日目に入った。今日は昼間に柏 Nardis、夜に横浜 Airegin でライヴだ。今のところ天気はいい。季節から言えば今は冬なのかも知れないが、この間晴れていた時は春を感じた。梅も咲いている。普段「ジャズ・コンサート」に行かない方も、一度ご覧になってみてはいかがだろうか。
というのも、Jan Gunnar Hoff はノルウェーではジャズ・ミュージシャンとして評価され、同国のジャズ最高賞を受賞しているが、もともとはクラシックを学び、ソロ公演ではクラシック寄りのライヴ演奏をする人だからだ。典型的なアメリカン・ジャズにあるようなブルーノート系の音はほとんど使わず、左手がアルペジオ的にバックを弾く中、右手がわかりやすいメロディーラインを奏でる。ジャズよりクラシックを感じさせるものがある。もちろん、ここかしこにインプロヴィゼーションが織り込まれ、ジャズ的演奏がないというわけではない。でも、曲の構成、選ばれた旋律、落ち着いたリズムなど大部分はジャズ・アレルギーのある方には安心して聴いていただけるものと思う。
耳の肥えた、また幅広い知識を持つ根っからのジャズ・ファンには食い足りないと思わせるライヴだが、Jan のソロでは意識的にジャズの窓口を広げ、クラシック・ファンやジャンルにかかわらず音楽を普通に楽しもうという方でも十分楽しめる演奏となっている。Jan 自身が「メロディーが最も大事」と言っていることからわかるように、とてもアクセスしやすい音楽だ。
敢えて先端的ジャズのアプローチを封印しているところに Jan のコミットメントがあるように思う。Mike Stern、Chick Corea、Arve Henriksen、Marilyn Mazur、Anders Jormin などジャズ通に知られたミュージシャンと日常的に共演している Jan のことだからそのあたりの判断には確かなものがある。
いずれにせよ、音楽はジャンルではない。ただ純粋に自分の好みで聴けばいい。Jan の音楽がたまたまそこに嵌れば彼にとっては望外の喜びになる。
というのも、Jan Gunnar Hoff はノルウェーではジャズ・ミュージシャンとして評価され、同国のジャズ最高賞を受賞しているが、もともとはクラシックを学び、ソロ公演ではクラシック寄りのライヴ演奏をする人だからだ。典型的なアメリカン・ジャズにあるようなブルーノート系の音はほとんど使わず、左手がアルペジオ的にバックを弾く中、右手がわかりやすいメロディーラインを奏でる。ジャズよりクラシックを感じさせるものがある。もちろん、ここかしこにインプロヴィゼーションが織り込まれ、ジャズ的演奏がないというわけではない。でも、曲の構成、選ばれた旋律、落ち着いたリズムなど大部分はジャズ・アレルギーのある方には安心して聴いていただけるものと思う。
耳の肥えた、また幅広い知識を持つ根っからのジャズ・ファンには食い足りないと思わせるライヴだが、Jan のソロでは意識的にジャズの窓口を広げ、クラシック・ファンやジャンルにかかわらず音楽を普通に楽しもうという方でも十分楽しめる演奏となっている。Jan 自身が「メロディーが最も大事」と言っていることからわかるように、とてもアクセスしやすい音楽だ。
敢えて先端的ジャズのアプローチを封印しているところに Jan のコミットメントがあるように思う。Mike Stern、Chick Corea、Arve Henriksen、Marilyn Mazur、Anders Jormin などジャズ通に知られたミュージシャンと日常的に共演している Jan のことだからそのあたりの判断には確かなものがある。
いずれにせよ、音楽はジャンルではない。ただ純粋に自分の好みで聴けばいい。Jan の音楽がたまたまそこに嵌れば彼にとっては望外の喜びになる。
by invs
| 2016-02-07 09:56
| Jan Gunnar Hoff

