2016年 05月 14日
本日、Susanne Abbuehl 日本ツアー最終日 |
今日でSusanne Abbuehl 日本ツアーが終了する。最終公演は新宿の Pit Inn で行われる。当日券を販売するのでご利用願いたい。
来日ツアー詳細
ライヴ映像、音
昨夜のライヴハウス「晴れたら空に豆まいて」での公演は横浜や上越での公演ともまた違ったものになった。会場が変われば音が変わるが、それは音環境のみでなく、場を感じ取った演奏者の演奏自体が変わるからだ。昨夜はこれまでで一番リズミカルだった。それにインプロヴィゼーションに冒険心が見てとれた。公演回数を重ねたということも影響したのだろう。基本が安定すれば、余裕が生まれる。バンド最年少と紹介された若干 22 歳(!)の Clément はこれまで以上にいいクラリネット・ソロを吹いていたし、音楽院学生時代からSusanne とペアを組んで 23 年経ったピアノの Wolfert も新しいアプローチを見せていた。ドラマーのØyvind は弦楽器用の弓をタムの上に横向きに立てたシンバルに擦って使ったりと細かな芸が面白い。
Susanne のヴォイスは、バンド・ヴォーカリストに通常よくある押し出しの強い歌い方の正反対だ。静かで落ち着いていて、一音一音確かめるように歌う。とても抑制され、はしゃぎがない。ヴォーカルがテンション・コード中の難しい音を突くことが多いから、当然慎重にならざるを得ないのはわかる。ただそれ以上に、とても繊細なSusanne の性格からそうなっているように思う。ツアー中はアルコールを控え、夜遊びはしない。たばこの煙、エアコン、声に悪影響を与えるものはすべて避ける。徹頭徹尾、その身を音楽に捧げている彼女ならではだ。
今夜の Pit Inn 公演、どう変貌するか。楽しみだ。
photo: Martin Lengemann
来日ツアー詳細
ライヴ映像、音
昨夜のライヴハウス「晴れたら空に豆まいて」での公演は横浜や上越での公演ともまた違ったものになった。会場が変われば音が変わるが、それは音環境のみでなく、場を感じ取った演奏者の演奏自体が変わるからだ。昨夜はこれまでで一番リズミカルだった。それにインプロヴィゼーションに冒険心が見てとれた。公演回数を重ねたということも影響したのだろう。基本が安定すれば、余裕が生まれる。バンド最年少と紹介された若干 22 歳(!)の Clément はこれまで以上にいいクラリネット・ソロを吹いていたし、音楽院学生時代からSusanne とペアを組んで 23 年経ったピアノの Wolfert も新しいアプローチを見せていた。ドラマーのØyvind は弦楽器用の弓をタムの上に横向きに立てたシンバルに擦って使ったりと細かな芸が面白い。
Susanne のヴォイスは、バンド・ヴォーカリストに通常よくある押し出しの強い歌い方の正反対だ。静かで落ち着いていて、一音一音確かめるように歌う。とても抑制され、はしゃぎがない。ヴォーカルがテンション・コード中の難しい音を突くことが多いから、当然慎重にならざるを得ないのはわかる。ただそれ以上に、とても繊細なSusanne の性格からそうなっているように思う。ツアー中はアルコールを控え、夜遊びはしない。たばこの煙、エアコン、声に悪影響を与えるものはすべて避ける。徹頭徹尾、その身を音楽に捧げている彼女ならではだ。
今夜の Pit Inn 公演、どう変貌するか。楽しみだ。

by invs
| 2016-05-14 13:55
| Susanne Abbuehl