2016年 08月 29日
JAZZTREFFEN (ジャズトレッフェン) 2016 |
東京ドイツ文化センター主催による「JAZZTREFFEN (ジャズトレッフェン) 2016」 が決まった。Office Ohsawa/Real & Trueではこれをフル・サポートする。以下、東京ドイツ文化センターの発表を掲載する。
このイヴェントに先立ち、ノルウェー出身アーティスト三組のみ、東京以外でのコンサート・ツアー「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」が行われる。
「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」詳細
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JAZZTREFFEN 2016
ジャズトレッフェン
ユーロジャズの祭典
会期 2016 年10月6日(木)~ 10月8日(土)、全3日間
会場 ドイツ文化会館ホール(赤坂)
昨年に引き続き、今年10月も3日間にわたりジャズの祭典『JAZZTREFFEN 2016』を開催いたします。ヨーロッパ諸国ならびにイスラエルからのアーティストを招聘し、最新のヨーロピアン・ジャズをお届けします。演奏のほか、専門家によるジャズトークでは、ヨーロッパのジャズシーンの動向をいち早くお伝えします。
ドイツからはヒップホップ、アフロビート、レゲエの溶け合ったサウンドで観客を魅了する若い世代の代表、スリー・フォールが初来日。パワフルで甘いボーカルが持ち味のコンゴとドイツにルーツを持つシンガー、メラーネが加わり、スリー・フォールの演奏に新たな色合いを添えてくれます。
イスラエルからはロック、クラシック、エレクトロ、アフリカ・中近東音楽などのジャンルを超越したアコースティックでプログレッシヴなピアノ・トリオのシャロッシュ、ノルウェーからはサクソフォン奏者かつオペラ歌手という異才ホーコン・コルンスタ、異なった編成ながら、どちらもアコースティックなサウンドが持ち味のモンキー・プロットとヴィルデ&インガ、そしてフィンランドからはサン・トリオといった個性の光るアーティストたちが、同じく若い世代を代表して来日し、さまざまなスタイルのジャズの最先端を伝えてくれます。
そしてこれらコンサートの頂点に立つのが、ジャズ、クラシック、アヴァンギャルドが融合したスタイルで知られるライナー・ブリューニングハウスの円熟したピアノ・ソロです。
なお、ジャズトレッフェンのプレイベントとして、9月22日に、ドイツから来日するバルト海ギムナジウムのビッグバンドと、法政大学のニューオレンヂスウィングオーケストラの学生交流コンサートを行い、ゲストとしてトロンボーン奏者のニルス・ラングレンが加わります。交流コンサートは、多くの皆様に楽しんでいただけるよう、入場は無料です。
主催:東京ドイツ文化センター
制作:Office Ohsawa
協力:Disk Union (株)、キングインターナショナル
助成:イスラエル大使館
後援:ドイツ大使館、ノルウェー王国大使館、フィンランド大使館、オーストリア大使館
【本件に関するお問い合わせ、資料ご請求】
東京ドイツ文化センター 文化部(小高慶子) kodaka@tokyo.goethe.org
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内
Tel. 03-3584-3201 Fax 03-3586-3069 HP: http://www.goethe.de/tokyo
Real & True/Office Ohsawa Tel. 03 3728 5690 メールticket@spn1.speednet.ne.jp
■開催要綱■
会場ドイツ文化会館ホール
107-0052 港区赤坂7-5-56 (青山一丁目駅4 [北] 出口より徒歩7分)
* ジャズ・トレッフェン・プレイベント
9月22日(木・祝)17.00開場 17:30開演 (入場無料)
出 演:バルト海ギムナジウム・ビッグバンド&法政大学ニューオレンヂスウィングオーケストラ
ゲスト:ニルス・ラングレン(トロンボーン)
* ジャズ・トレッフェン
以下、日にち、開場・開演時間、出演者、 料金(前売)、料金(当日)順に記載。通し券は前売扱いのみ。
10月6日 (木)
●16:30 17:00 - ホラー・マイ・ディア 無料
●18:00 18:30 - スリー・フォール & メラーネ - 2,000円/2,500円
●19:30 19:45 - モンキー・プロット+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●20:30 20:45 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「オペラのアリアとナポリの歌がスカンジナヴィアのインプロヴィゼーションに出会う」 - 3,000円/3,500円
(一日通し券 前売5,000円)
10月7日(金)
●18:30 19:00 - モンキー・プロット(サイレント映画付)+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●20:00 20:15 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「ソロ、デュオ、トリオ」 - 3,000円/3,500円
●21:00 21:15 - ライナー・ブリューニングハウス・ソロ・ピアノ - 3,000円/3,500円
[当初発表の当日の時間割に間違いがありました。訂正するとともにお詫び申し上げます。]
(一日通し券 前売 7,000円)
10月8日(土)
●13:30 14:00 - ジャズ・トーク - 杉田宏樹(ジャズ批評家)、山本隆(Disk Union) 無料
●14:45 15:00 - モンキー・プロット(サイレント映画付)+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●16:00 16:15 - サン・トリオ - 3,000円/3,500円
●17:15 17:30 - シャロッシュ・トリオ - 3,000円/3,500円
●19:00 19:15 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「トリオによる作曲とインプロヴィゼーションをクラシックな芸術曲にミックス」 - 3,000円/3,500円
●20:30 20:45 - ライナー・ブリューニングハウス・ソロ・ピアノ - 3,000円/3,500円
(一日通し券 前売 9,000円)
※ プログラムは予告なしに変更になる場合があります。
チケットご予約方法
メール(ticket@spn1.speednet.ne.jp)か電話(03 3728 5690)にて Real & True/Office Ohsawa までお願いします。電話での聞き間違いなどをなくすため、できるだけメールでお願いいたします。必ず、お名前、住所(郵便番号)、電話番号、希望日、チケット希望枚数をお知らせ下さい。注意事項をご覧ください。折り返し、チケットの有無、お支払方法などをご連絡いたします。
お問合せ Real & True/Office Ohsawa Tel. 03 3728 5690 メールticket@spn1.speednet.ne.jp
■アーティスト紹介
ドイツ
ニルス・ラングレン Nils Landgren http://www.nilslandgren.com/
1956 年生まれ。6 歳でドラムを、13歳でトロンボーンを始める。大学でクラシックを学ぶ間に、ジャズに転向。卒業後、有名な演奏家のツアーにも同行するようになり、1981 年には、サド・ジョーンズに “Ball of Fire” のリード・トロンボーンを任せられると、以降、ジャズ、ロック、ソウル、ヒップホップ、ビッグバンドなどあらゆる分野で活躍するようになる。1983年には、デビューアルバム“Planet Rock” がリリースされ、その後もほぼ毎年、新アルバムが続く。1985年 から 1987年には、俳優、シンガー、ダンサーとしても舞台やテレビに出演するなど活動の幅を広げた。1994年 Funk Unit としての最初のアルバム “Live in Stockholm” が ACT からリリースされ、長く続く ACT との仕事との始まりとなった。次にリリースした “Paint It Blue” (1997) は大成功を収め、Germany’s Jazz Award を受賞。多数のツアーを行い、ドイツでも確固とした地位を築いた。1998年 から2001年、ハンブルクの北ドイツ放送協会ビッグバンドのメンバーとしてツアーに参加するほか、Funk Unit としても世界ツアーを継続。2001年の ベルリン・ジャズ・フェスティバルではアーティスティック・ディレクターとしてスカンジナビアン・ジャズをとりあげ、 スウェーデン・ジャズに世界的注目を集めたという貢献により、 “Tore Ehrling Prize” を受賞。1999 年にドイツで録音とリリースされた“Ballads”では自らがシンガーとしてバラードを歌い、また 2002年 “Sentimental Journey” ではラブソングの録音に挑戦、大絶賛を浴びた。2年近くの休暇を経て2004年、Funk Unit の活動を再開。2008年から再び3年間、ベルリン・ジャズ・フェスティバルの芸術監督の仕事を任された。
これまで500枚を超えるアルバムに参加しており、ABBA、The Crusaders、Eddie Harris、Bernard “Pretty” Purdie、Wyclef Jean、Herbie Hancock といった国際的スターとの演奏アルバムが多数ある。
バルト海ギムナジウム・ビッグバンド Big Band der Ostsee Gymnasiums
http://ostsee-gymnasium.de/big-band-ag
バルト海ギムナジウムは、北ドイツ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のティンメンドルファー・シュトランド(Timmendorfer Strand)という海辺の町にあります。14歳から19 歳の生徒たち20名ほどが毎週金曜日、7、8時間目に 練習しています。リューベック音楽大学の准教授でピアニストのDr.アクセル・シュテーア氏の指導の下、ロック、スイング、ブルース、ラテンなどさまざま なスタイルで演奏している。海外との交流も積極的に行っています。
スリー・フォール&メラーネ Three Fall & Melane http://threefall.de/en/
ルッツ・シュトロイン Lutz Streun - tenor sax, bass clarinet
ティル・シュナイダー TiL Schneider – trombone
セバスチャン・ヴィンネ Sebastian Winne – drums and percussion
メラーネ Melane – vocal
ドイツの若手ジャズ・プレイヤーの中でもっとも革新的と言われている。サクソフォン/クラリネットにトロンボーン、ドラムという異色の編成で、ベースがいない。ドイツのレーヴァークーゼン・ジャズ・フェスの “Future Sounds(未来の音)”コンペで優勝するなど、国内の主要なジャズ・フェスで話題をさらった。ヒップホップ、アフロビート、レゲエにルーツを持つが、ジャズのイディオムでまとめている。
そこに新たに加わったコンゴ系ドイツ・アフロ・ソウルシンガー、メラーネは、そのパワフルな甘いボーカルで、スリー・フォールのファンキーで荒々しい演奏に新しい色合いを添えてくれる。そのカリスマ的ボイスで、メラーネが、英語と母語リンガラ語で歌う歌声は、新たな聴衆層に訴え、ジャンルのクロスオーバーを可能にした。
スリー・フォールをドイツツアーに同行したトロンボーン・ショーティーは、その「ユニーク」さを賞賛、またレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマー、チャド・スミスは、スリーフォールがカバーした彼らの演奏を、「これまで聴いた中で最高のカバーだ!」と絶賛している。彼らの音楽は、これまでに中国、ロシア、エジプトそしてもちろんヨーロッパ全土で熱狂的に迎えられている。
ライナー・ブリューニングハウス Rainer Brüninghaus http://rainer-brueninghaus.com/
1949年生まれのピアニスト。9才でクラシックのピアノ・レッスンを開始、14才でジャズに出会い、16才でトリオを結成、モダン・ジャズの演奏を始めた。1968年から1972年、ケルン大学で社会学を学ぶ間に、実験的ジャズロックバンドEiliffを結成。1971年から1975年、正式に音楽を勉強した。
1973 -1975年はフォルカー・クリーゲルのバンドSpectrumに参加、彼の次のバンドMild Maniac Orchestraにも参加した。1975年にベース奏者エーバーハルト・ヴェーバーとのコラボレーションが始まり、バンドColoursで7年間プレイした。並行してマンフレート・ショーフとも演奏している。1976年にはヨーロッパ放送連合の国際フェスにてドイツを代表、ソロ・ピアノ作品を作曲し、その大成功を経て、ソロ・ピアノのコンサート活動を活発に展開。
1980年、ケニー・ホイーラー、ブリンヤル・ホフ、ヨン・クリステンセンを迎えて自身最初のリーダーアルバム „Freigeweht“をECM からリリース。1983年にリリースした2枚目のアルバムでドイツ・レコード批評家賞を受賞。
1981年から1984年、トランペットのマルクス・シュトックハウゼンとドラマのフレディー・ステューダーを迎えて自身のトリオを再度結成。1985年からは更にパーカッションにトリロク・グルトゥ、ギターにジョン・アバークロンビーを加え活動した。
1988年からは、ヤン・ガルバレックのメンバーとして世界的なツアーに同行。
1984 年から1992年にはケルン大学音楽部で教鞭をとっていた。
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イスラエル
シャロッシュ・ トリオ Shalosh Trio
ガディ・スターン Gadi Stern - piano
デイヴィッド・ミハエリ David Michaeli - double bass
マタン・アサヤグ Matan Assayag - drums
2014年デビューのピアノ・トリオ。2015-16の2年間で100近い公演を世界でこなすイスラエル出身の人気バンド。ロック、クラシック、エレクトロ、アフリカ・中近東音楽などのジャンルを超越したアコースティックでプログレッシヴな硬派のジャズを演奏する。
メンバー三人が大親友で共同リーダーという位置づけを持つユニークなバンド運営が特徴。マネジメントやレーベルも自らが行うというアーティスト主導型のバンドだ。2014年3月にアルバム“The Bell Garden”でデビュー、今年3月からは次期アルバム”Rules Of Oppression” のプロモーションで全ヨーロッパ・ツァーを敢行した。
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ノルウェー
ホーコン・コルンスタ・トリオ Håkon Kornstad Trio http://www.kornstad.com/
ホーコン・コルンスタ Håkon Kornstad - sax, vocal (opera)
マッツ・アイレットセン Mats Eilertsen - double bass
フローデ・ハルトリ Frode Haltli - accordion
ホーコン・コルンスタは1977年、オスロ生まれ。クラリネットからサックスに転向し、トロンハイム・ジャズ音楽院で学ぶ。学生時代にバンドを結成して活動。2001年、Pat Metheny と共演。2002年にはKongsberg Jazz Festival でノルウェー・ミュージシャン賞を受賞。
2007年には初のソロ・アルバムSingle Engine をリリースし、ノルウェーの第一線ジャズ・ミュージシャンとしての地位を確立。2009 年には、2 枚目のソロ・アルバムDwell Time (Jazzland) が続く。この年、ニューヨーク滞在中にオペラに開眼し、2011年にはノルウェー・オペラ音楽院に入学して、2014年にテノール歌手としての修士号を取得。
2011年にリリースした3枚目のソロ・アルバムSymphonies in My Head (Jazzland)では、オペラの楽曲をサックスの中に取り込む試みが評価された。その後、オペラとジャズの出会いは更に進み、Kornstad Ensemble を結成し、2012 年モルデ国際ジャズ・フェスティヴァルに出演し、大きな反響を得た。
2012年、Oslo International Church Music Festival が委嘱した作曲の一部が Kornstad のサックスと歌を念頭に作られており、その録音が2014年にECM よりリリース。
2013年からはJoshua RedmanやBjørnstad、Sinikka Langeland とのコレボレーションやプロジェクトのほか、ヨーロッッパ各地でソロやアンサンブルの公演多数。2015年には新作オペラ”Adam & Eve – A divine comedy”がベルゲンでプレミア上演され、コルンスタも歌手として出演している。この年の10月、Jazzland レーベルより“Tenor Battle" と題してアンサンブル 初のスタジオ・アルバムがリリースされている。
モンキー・プロット Monkey Plot http://monkeyplot.com/
クリスチャン・スコール・ヴィンター Christian Skår Winther - acoustic guitar
マグヌス・スカーヴハウグ・ネルガール Magnus Skavhaug Nergaard - bass
ヤン・マーティン・ギスメルヴィーク Jan Martin Gismervik - drums
アコースティックサウンドを前面に押し出すバンド、モンキー・プロットは結成から5年。アコースティックギター、ダブルベース、ドラムという編成で、さまざまなジャンルの音楽を思い起こさせる一方で、3人の個性が際立つエクスプレシヴな音楽のイディオムを作り上げてきた。モンキー・プロットの親しみやすい気さくなスタイルは、「チェンバー。ミュージック(室内楽)」といったかしこまった響きより、さらに「スモールスペース」のための音楽といったほうがぴったりかもしれない。ドラマチックなエフェクトを切り捨てた、彼らの気取りも飾り気もない音楽はじんわりとした味わいに満ちている。インプロヴィゼーションをクリエーション・ツールとして用いているが、その音楽はいわゆる「インプロ・ミュージック」というカテゴリーに分類することはできない。彼らはそれを、オーガニックで多様な結果に至るための一つのシンプルなメソッドとして用いているのだと言う。2014年モルデ・ジャズフェスティバルで"Young Jazz Musicians Of The Year" を受賞。今回は、一部公演でサイレント映画と共にインプロヴィゼーションで演奏する試みに挑戦する。
ヴィルデ & インガ Vilde & Inga http://vildeinga.com/
ヴィルデ・サンドヴェ・アルネス Vilde Sandve Alnæs - violin
インガ・マルグレーテ・オース Inga Margrete Aas - double bass
アコースティックなフリー・インプロヴィゼーションを身上とする、ヴァイオリンとダブルベースによる若手ストリング・デュオ。固定観念にとらわれない自由な楽器へのアプローチにより、音色のパレットを大胆に広げようとしている。広い色の水平線はゆっくりとオーガニックに音楽が広がることを許し、同時に作曲形式に対するセンスを強調している。ヴィルデ・サンドヴェ・アルネスと、インガ・マルグレーテ・オースは、最初それぞれクラシックを学んでいたが、2010年に二人で演奏するようになり、オスロ音楽アカデミーで学んだ。ヴィルデ &インガとして、ノルウェー国内はもとより、海外にもツアーを行っている。パーカッションのIngar Zach と定期的に演奏。Oslo Jazz Festival、Only Connect Festival of Sound、Kongsberg Jazz Festival、Vinterlyd Festival、 Ultima – Oslo Contemporary Music Festival、Sound Disobedience などの音楽祭にも参加している。 Vilde & Ingaのファーストアルバム "Makrofauna" は、2014月3月にECMからリリースされている。
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フィンランド
サン・トリオ Sun Trio http://www.suntrio.fi/
ヨルマ・カレヴィ・ロウヒヴオリJorma Kalevi Louhivuori (J.K.L) - trumpet
オラヴィ・ロウヒヴオリ Olavi Louhivuori - drums
ミカエル・サースタモイネン Mikael Saastamoinen - bass
2006 年にアイスランドで Young Nordic Jazz Comets Competition を受賞してブレイクしたフィンランドの若手バンド。トランペットのヨルマ とドラムスのオラヴィの Louhivuori 兄弟がアジア・オーストラリアツアーを行い、各地で毎回異なるベーシストと演奏したが、このツアーの大成功を受けて、ベーシストをレギュラーに加えてバンドを編成。サン・トリオは、ケニー・ホイーラーやチック・コリアらを擁するイタリア・アメリカのレーベルCam Jazz Records から、これまでファーストアルバム"Time Is Now" を含む4 枚のアルバムをリリースしている。 ファーストに比べてさらに先鋭化したセカンド・アルバム"Dreams Are True" は2011年にリリース。ロックやプログレの影響があるが、スカンジナビアとアメリカのジャズの要素がそのルーツにある。3枚目のアルバム"In The Dreamworld" は2014年に、4 枚目のアルバム"Reborn"は2016年7月にリリースされたばかり。
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オーストリア
ホラー・マイ・ディア Holler my Dear
Laura »Laus« Winkler- vocal, organetta,harmona, philicorda, composition
Fabian Koppri - mandolin, mandola, guitar,vocal
Stephen Molchanski - trumpet, percussion,beatbox, vocal
Lucas Dietrich - bass-ukulele
2012 年に、オーストリアのヴォーカリスト・作曲家のラウラ・ヴィンクラーがベルリンで結成したバンド。もともとは6 人のインターナショナルな編成のバンドだが、今回はカルテットで来日。ジャンルの境界を取り払った「ぬくもりのある優しい音楽」を掲げて結成してから数年間、今ではパワフルなバンドに成長、オーストリア、ドイツを中心にこれまでに約100 箇所で精力的にライブ活動を展開している。»Have you seen the troll?«
(2013) 、»Eat, drink and be merry« (2015) の2枚のアルバムをベルリンのレーベル、トラウムトーンからリリース。その特色あるミュージックビデオ »Listen to Berlin!« でも注目を集めている。
このイヴェントに先立ち、ノルウェー出身アーティスト三組のみ、東京以外でのコンサート・ツアー「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」が行われる。
「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」詳細
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JAZZTREFFEN 2016
ジャズトレッフェン
ユーロジャズの祭典
会期 2016 年10月6日(木)~ 10月8日(土)、全3日間
会場 ドイツ文化会館ホール(赤坂)
昨年に引き続き、今年10月も3日間にわたりジャズの祭典『JAZZTREFFEN 2016』を開催いたします。ヨーロッパ諸国ならびにイスラエルからのアーティストを招聘し、最新のヨーロピアン・ジャズをお届けします。演奏のほか、専門家によるジャズトークでは、ヨーロッパのジャズシーンの動向をいち早くお伝えします。
ドイツからはヒップホップ、アフロビート、レゲエの溶け合ったサウンドで観客を魅了する若い世代の代表、スリー・フォールが初来日。パワフルで甘いボーカルが持ち味のコンゴとドイツにルーツを持つシンガー、メラーネが加わり、スリー・フォールの演奏に新たな色合いを添えてくれます。
イスラエルからはロック、クラシック、エレクトロ、アフリカ・中近東音楽などのジャンルを超越したアコースティックでプログレッシヴなピアノ・トリオのシャロッシュ、ノルウェーからはサクソフォン奏者かつオペラ歌手という異才ホーコン・コルンスタ、異なった編成ながら、どちらもアコースティックなサウンドが持ち味のモンキー・プロットとヴィルデ&インガ、そしてフィンランドからはサン・トリオといった個性の光るアーティストたちが、同じく若い世代を代表して来日し、さまざまなスタイルのジャズの最先端を伝えてくれます。
そしてこれらコンサートの頂点に立つのが、ジャズ、クラシック、アヴァンギャルドが融合したスタイルで知られるライナー・ブリューニングハウスの円熟したピアノ・ソロです。
なお、ジャズトレッフェンのプレイベントとして、9月22日に、ドイツから来日するバルト海ギムナジウムのビッグバンドと、法政大学のニューオレンヂスウィングオーケストラの学生交流コンサートを行い、ゲストとしてトロンボーン奏者のニルス・ラングレンが加わります。交流コンサートは、多くの皆様に楽しんでいただけるよう、入場は無料です。
主催:東京ドイツ文化センター
制作:Office Ohsawa
協力:Disk Union (株)、キングインターナショナル
助成:イスラエル大使館
後援:ドイツ大使館、ノルウェー王国大使館、フィンランド大使館、オーストリア大使館
【本件に関するお問い合わせ、資料ご請求】
東京ドイツ文化センター 文化部(小高慶子) kodaka@tokyo.goethe.org
107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内
Tel. 03-3584-3201 Fax 03-3586-3069 HP: http://www.goethe.de/tokyo
Real & True/Office Ohsawa Tel. 03 3728 5690 メールticket@spn1.speednet.ne.jp
■開催要綱■
会場ドイツ文化会館ホール
107-0052 港区赤坂7-5-56 (青山一丁目駅4 [北] 出口より徒歩7分)
* ジャズ・トレッフェン・プレイベント
9月22日(木・祝)17.00開場 17:30開演 (入場無料)
出 演:バルト海ギムナジウム・ビッグバンド&法政大学ニューオレンヂスウィングオーケストラ
ゲスト:ニルス・ラングレン(トロンボーン)
* ジャズ・トレッフェン
以下、日にち、開場・開演時間、出演者、 料金(前売)、料金(当日)順に記載。通し券は前売扱いのみ。
10月6日 (木)
●16:30 17:00 - ホラー・マイ・ディア 無料
●18:00 18:30 - スリー・フォール & メラーネ - 2,000円/2,500円
●19:30 19:45 - モンキー・プロット+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●20:30 20:45 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「オペラのアリアとナポリの歌がスカンジナヴィアのインプロヴィゼーションに出会う」 - 3,000円/3,500円
(一日通し券 前売5,000円)
10月7日(金)
●18:30 19:00 - モンキー・プロット(サイレント映画付)+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●20:00 20:15 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「ソロ、デュオ、トリオ」 - 3,000円/3,500円
●21:00 21:15 - ライナー・ブリューニングハウス・ソロ・ピアノ - 3,000円/3,500円
[当初発表の当日の時間割に間違いがありました。訂正するとともにお詫び申し上げます。]
(一日通し券 前売 7,000円)
10月8日(土)
●13:30 14:00 - ジャズ・トーク - 杉田宏樹(ジャズ批評家)、山本隆(Disk Union) 無料
●14:45 15:00 - モンキー・プロット(サイレント映画付)+ ヴィルデ&インガ - 2,000円/2,500円
●16:00 16:15 - サン・トリオ - 3,000円/3,500円
●17:15 17:30 - シャロッシュ・トリオ - 3,000円/3,500円
●19:00 19:15 - ホーコン・コルンスタ・トリオ - 「トリオによる作曲とインプロヴィゼーションをクラシックな芸術曲にミックス」 - 3,000円/3,500円
●20:30 20:45 - ライナー・ブリューニングハウス・ソロ・ピアノ - 3,000円/3,500円
(一日通し券 前売 9,000円)
※ プログラムは予告なしに変更になる場合があります。
チケットご予約方法
メール(ticket@spn1.speednet.ne.jp)か電話(03 3728 5690)にて Real & True/Office Ohsawa までお願いします。電話での聞き間違いなどをなくすため、できるだけメールでお願いいたします。必ず、お名前、住所(郵便番号)、電話番号、希望日、チケット希望枚数をお知らせ下さい。注意事項をご覧ください。折り返し、チケットの有無、お支払方法などをご連絡いたします。
お問合せ Real & True/Office Ohsawa Tel. 03 3728 5690 メールticket@spn1.speednet.ne.jp
■アーティスト紹介
ドイツ
ニルス・ラングレン Nils Landgren http://www.nilslandgren.com/

これまで500枚を超えるアルバムに参加しており、ABBA、The Crusaders、Eddie Harris、Bernard “Pretty” Purdie、Wyclef Jean、Herbie Hancock といった国際的スターとの演奏アルバムが多数ある。
バルト海ギムナジウム・ビッグバンド Big Band der Ostsee Gymnasiums
http://ostsee-gymnasium.de/big-band-ag

スリー・フォール&メラーネ Three Fall & Melane http://threefall.de/en/

ティル・シュナイダー TiL Schneider – trombone
セバスチャン・ヴィンネ Sebastian Winne – drums and percussion
メラーネ Melane – vocal
ドイツの若手ジャズ・プレイヤーの中でもっとも革新的と言われている。サクソフォン/クラリネットにトロンボーン、ドラムという異色の編成で、ベースがいない。ドイツのレーヴァークーゼン・ジャズ・フェスの “Future Sounds(未来の音)”コンペで優勝するなど、国内の主要なジャズ・フェスで話題をさらった。ヒップホップ、アフロビート、レゲエにルーツを持つが、ジャズのイディオムでまとめている。
そこに新たに加わったコンゴ系ドイツ・アフロ・ソウルシンガー、メラーネは、そのパワフルな甘いボーカルで、スリー・フォールのファンキーで荒々しい演奏に新しい色合いを添えてくれる。そのカリスマ的ボイスで、メラーネが、英語と母語リンガラ語で歌う歌声は、新たな聴衆層に訴え、ジャンルのクロスオーバーを可能にした。
スリー・フォールをドイツツアーに同行したトロンボーン・ショーティーは、その「ユニーク」さを賞賛、またレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマー、チャド・スミスは、スリーフォールがカバーした彼らの演奏を、「これまで聴いた中で最高のカバーだ!」と絶賛している。彼らの音楽は、これまでに中国、ロシア、エジプトそしてもちろんヨーロッパ全土で熱狂的に迎えられている。
ライナー・ブリューニングハウス Rainer Brüninghaus http://rainer-brueninghaus.com/

1973 -1975年はフォルカー・クリーゲルのバンドSpectrumに参加、彼の次のバンドMild Maniac Orchestraにも参加した。1975年にベース奏者エーバーハルト・ヴェーバーとのコラボレーションが始まり、バンドColoursで7年間プレイした。並行してマンフレート・ショーフとも演奏している。1976年にはヨーロッパ放送連合の国際フェスにてドイツを代表、ソロ・ピアノ作品を作曲し、その大成功を経て、ソロ・ピアノのコンサート活動を活発に展開。
1980年、ケニー・ホイーラー、ブリンヤル・ホフ、ヨン・クリステンセンを迎えて自身最初のリーダーアルバム „Freigeweht“をECM からリリース。1983年にリリースした2枚目のアルバムでドイツ・レコード批評家賞を受賞。
1981年から1984年、トランペットのマルクス・シュトックハウゼンとドラマのフレディー・ステューダーを迎えて自身のトリオを再度結成。1985年からは更にパーカッションにトリロク・グルトゥ、ギターにジョン・アバークロンビーを加え活動した。
1988年からは、ヤン・ガルバレックのメンバーとして世界的なツアーに同行。
1984 年から1992年にはケルン大学音楽部で教鞭をとっていた。
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イスラエル
シャロッシュ・ トリオ Shalosh Trio

デイヴィッド・ミハエリ David Michaeli - double bass
マタン・アサヤグ Matan Assayag - drums
2014年デビューのピアノ・トリオ。2015-16の2年間で100近い公演を世界でこなすイスラエル出身の人気バンド。ロック、クラシック、エレクトロ、アフリカ・中近東音楽などのジャンルを超越したアコースティックでプログレッシヴな硬派のジャズを演奏する。
メンバー三人が大親友で共同リーダーという位置づけを持つユニークなバンド運営が特徴。マネジメントやレーベルも自らが行うというアーティスト主導型のバンドだ。2014年3月にアルバム“The Bell Garden”でデビュー、今年3月からは次期アルバム”Rules Of Oppression” のプロモーションで全ヨーロッパ・ツァーを敢行した。
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ノルウェー
ホーコン・コルンスタ・トリオ Håkon Kornstad Trio http://www.kornstad.com/

マッツ・アイレットセン Mats Eilertsen - double bass
フローデ・ハルトリ Frode Haltli - accordion
ホーコン・コルンスタは1977年、オスロ生まれ。クラリネットからサックスに転向し、トロンハイム・ジャズ音楽院で学ぶ。学生時代にバンドを結成して活動。2001年、Pat Metheny と共演。2002年にはKongsberg Jazz Festival でノルウェー・ミュージシャン賞を受賞。
2007年には初のソロ・アルバムSingle Engine をリリースし、ノルウェーの第一線ジャズ・ミュージシャンとしての地位を確立。2009 年には、2 枚目のソロ・アルバムDwell Time (Jazzland) が続く。この年、ニューヨーク滞在中にオペラに開眼し、2011年にはノルウェー・オペラ音楽院に入学して、2014年にテノール歌手としての修士号を取得。
2011年にリリースした3枚目のソロ・アルバムSymphonies in My Head (Jazzland)では、オペラの楽曲をサックスの中に取り込む試みが評価された。その後、オペラとジャズの出会いは更に進み、Kornstad Ensemble を結成し、2012 年モルデ国際ジャズ・フェスティヴァルに出演し、大きな反響を得た。
2012年、Oslo International Church Music Festival が委嘱した作曲の一部が Kornstad のサックスと歌を念頭に作られており、その録音が2014年にECM よりリリース。
2013年からはJoshua RedmanやBjørnstad、Sinikka Langeland とのコレボレーションやプロジェクトのほか、ヨーロッッパ各地でソロやアンサンブルの公演多数。2015年には新作オペラ”Adam & Eve – A divine comedy”がベルゲンでプレミア上演され、コルンスタも歌手として出演している。この年の10月、Jazzland レーベルより“Tenor Battle" と題してアンサンブル 初のスタジオ・アルバムがリリースされている。
モンキー・プロット Monkey Plot http://monkeyplot.com/

マグヌス・スカーヴハウグ・ネルガール Magnus Skavhaug Nergaard - bass
ヤン・マーティン・ギスメルヴィーク Jan Martin Gismervik - drums
アコースティックサウンドを前面に押し出すバンド、モンキー・プロットは結成から5年。アコースティックギター、ダブルベース、ドラムという編成で、さまざまなジャンルの音楽を思い起こさせる一方で、3人の個性が際立つエクスプレシヴな音楽のイディオムを作り上げてきた。モンキー・プロットの親しみやすい気さくなスタイルは、「チェンバー。ミュージック(室内楽)」といったかしこまった響きより、さらに「スモールスペース」のための音楽といったほうがぴったりかもしれない。ドラマチックなエフェクトを切り捨てた、彼らの気取りも飾り気もない音楽はじんわりとした味わいに満ちている。インプロヴィゼーションをクリエーション・ツールとして用いているが、その音楽はいわゆる「インプロ・ミュージック」というカテゴリーに分類することはできない。彼らはそれを、オーガニックで多様な結果に至るための一つのシンプルなメソッドとして用いているのだと言う。2014年モルデ・ジャズフェスティバルで"Young Jazz Musicians Of The Year" を受賞。今回は、一部公演でサイレント映画と共にインプロヴィゼーションで演奏する試みに挑戦する。
ヴィルデ & インガ Vilde & Inga http://vildeinga.com/

インガ・マルグレーテ・オース Inga Margrete Aas - double bass
アコースティックなフリー・インプロヴィゼーションを身上とする、ヴァイオリンとダブルベースによる若手ストリング・デュオ。固定観念にとらわれない自由な楽器へのアプローチにより、音色のパレットを大胆に広げようとしている。広い色の水平線はゆっくりとオーガニックに音楽が広がることを許し、同時に作曲形式に対するセンスを強調している。ヴィルデ・サンドヴェ・アルネスと、インガ・マルグレーテ・オースは、最初それぞれクラシックを学んでいたが、2010年に二人で演奏するようになり、オスロ音楽アカデミーで学んだ。ヴィルデ &インガとして、ノルウェー国内はもとより、海外にもツアーを行っている。パーカッションのIngar Zach と定期的に演奏。Oslo Jazz Festival、Only Connect Festival of Sound、Kongsberg Jazz Festival、Vinterlyd Festival、 Ultima – Oslo Contemporary Music Festival、Sound Disobedience などの音楽祭にも参加している。 Vilde & Ingaのファーストアルバム "Makrofauna" は、2014月3月にECMからリリースされている。
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フィンランド
サン・トリオ Sun Trio http://www.suntrio.fi/

オラヴィ・ロウヒヴオリ Olavi Louhivuori - drums
ミカエル・サースタモイネン Mikael Saastamoinen - bass
2006 年にアイスランドで Young Nordic Jazz Comets Competition を受賞してブレイクしたフィンランドの若手バンド。トランペットのヨルマ とドラムスのオラヴィの Louhivuori 兄弟がアジア・オーストラリアツアーを行い、各地で毎回異なるベーシストと演奏したが、このツアーの大成功を受けて、ベーシストをレギュラーに加えてバンドを編成。サン・トリオは、ケニー・ホイーラーやチック・コリアらを擁するイタリア・アメリカのレーベルCam Jazz Records から、これまでファーストアルバム"Time Is Now" を含む4 枚のアルバムをリリースしている。 ファーストに比べてさらに先鋭化したセカンド・アルバム"Dreams Are True" は2011年にリリース。ロックやプログレの影響があるが、スカンジナビアとアメリカのジャズの要素がそのルーツにある。3枚目のアルバム"In The Dreamworld" は2014年に、4 枚目のアルバム"Reborn"は2016年7月にリリースされたばかり。
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オーストリア
ホラー・マイ・ディア Holler my Dear
Laura »Laus« Winkler- vocal, organetta,harmona, philicorda, composition
Fabian Koppri - mandolin, mandola, guitar,vocal
Stephen Molchanski - trumpet, percussion,beatbox, vocal
Lucas Dietrich - bass-ukulele
2012 年に、オーストリアのヴォーカリスト・作曲家のラウラ・ヴィンクラーがベルリンで結成したバンド。もともとは6 人のインターナショナルな編成のバンドだが、今回はカルテットで来日。ジャンルの境界を取り払った「ぬくもりのある優しい音楽」を掲げて結成してから数年間、今ではパワフルなバンドに成長、オーストリア、ドイツを中心にこれまでに約100 箇所で精力的にライブ活動を展開している。»Have you seen the troll?«
(2013) 、»Eat, drink and be merry« (2015) の2枚のアルバムをベルリンのレーベル、トラウムトーンからリリース。その特色あるミュージックビデオ »Listen to Berlin!« でも注目を集めている。
by invs
| 2016-08-29 17:56
| Jazztreffen 2016