2016年 09月 25日
ノルウェーの最先端音楽 - Monkey Plot、Vilde & Inga、Håkon Kornstad |
あと5日で「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」が、また、あと11日で 「JAZZTREFFEN (ジャズトレッフェン) 2016」がスタートを切る。前者は ノルウェー のアーティストのみ、後者はドイツ、オーストリア、イスラエル、ノルウェ―、フィンランドのアーティストが参加する。
「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」詳細
「JAZZTREFFEN (ジャズトレッフェン) 2016」詳細
両方のコンサートに参加するのはノルウェ―の以下のアーティストだ。
Monkey Plot - モンキー・プロット
Vilde & Inga - ヴィルデ & インガ
Håkon Kornstad - ホーコン・コルンスタ (前者でソロ・ツアー、後者で トリオ編成)
Monkey Plot はノルウェーの意欲的なインディー・レーベル Hubro(ヒュブロ)、Vilde & Inga はドイツの名門かつ「現在進行形」レーベル ECM、Håkon Kornstad は、ノルウェー・ジャズを牽引してきたJazzland Recordings [ノルウェーのピアニストで作曲家のBugge Wesseltoft (ブッゲ・ヴェッセルトフト)が創設]からそれぞれ最新のアルバムをリリースしている。これらレーベルにとって、今回来日するアーティストは真にクリエイティヴな音楽に挑んでいる最先端ミュージシャンに位置づけられる。
実験性に富んだ音楽はともすれば商業的には失敗する可能性がある。そこを敢えて新音楽領域開拓のためにチャレンジしていく。アーティストだけでなく、レーベルもそれに添うように、アーティストをバックアップする。現時点では霞の中にある「新たな音楽」は5年、10年すればメジャーとは言わないが、かなりの認知度を得るかも知れない。「今わからないから、うけないからダメ」なのではなく、「今わからないのは、多くの人がまだわかる段階に達していないからだ」と考える。そういう姿勢、わからないものを即座に拒否しない心の余裕、それを可能にするビジネス投資が豊かな音楽を未来にもたらす。
Monkey Plot にはジャズを音楽院で専攻したミュージシャンが、いわゆる既存のジャズのあり方を問い直そうとする意思を感じる。最新アルバムでは一部フレーズだけとり出すとロックやポップの味わいもある。ただ曲全体を通してみると、「これはこのジャンル」と言い切れないように作られている。Vilde & Ingaはクラシックを音楽院で専攻したミュージシャンが、通常の「正しい」クラシックから離れ、音楽の原点である音そのもの、或いは音響と言った方がいいかも知れない領域を探ろうとしている。20代のミュージシャンのデビュー・アルバムが ECM レーベルという快挙は、同レーベル創設者でプロデュ―サーの Manfred Eicher が音楽自体を問い、年齢や経験といった周辺情報に惑わされないことを如実に示している。サックスとオペラという、それまで誰も考えもしなかったことをやり遂げたHåkon Kornstad は、ただ異質のもの組み合わせたのではなく、両者の根っこにある音楽の鉱脈を発見したから評価されている。或る日突然思い立ってオペラを習い始め、それをプロのレベルまで数年で引き上げてしまったという素質と努力にはもの凄いものを感じる。ただ、だからといって我田引水的にサックスとオペラを音の連続として繋げるのではく、両者が溶け合うような音楽へと仕上げることを忘れていない。
これらノルウェーの三組のアーティストをライヴで見られる。それも同じ日に連続して同じ会場に登場する。こういう機会は滅多に作れない。ぜひ大勢の方にご覧いただきたい。


「ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー」詳細
「JAZZTREFFEN (ジャズトレッフェン) 2016」詳細
両方のコンサートに参加するのはノルウェ―の以下のアーティストだ。
Monkey Plot - モンキー・プロット
Vilde & Inga - ヴィルデ & インガ
Håkon Kornstad - ホーコン・コルンスタ (前者でソロ・ツアー、後者で トリオ編成)
Monkey Plot はノルウェーの意欲的なインディー・レーベル Hubro(ヒュブロ)、Vilde & Inga はドイツの名門かつ「現在進行形」レーベル ECM、Håkon Kornstad は、ノルウェー・ジャズを牽引してきたJazzland Recordings [ノルウェーのピアニストで作曲家のBugge Wesseltoft (ブッゲ・ヴェッセルトフト)が創設]からそれぞれ最新のアルバムをリリースしている。これらレーベルにとって、今回来日するアーティストは真にクリエイティヴな音楽に挑んでいる最先端ミュージシャンに位置づけられる。
実験性に富んだ音楽はともすれば商業的には失敗する可能性がある。そこを敢えて新音楽領域開拓のためにチャレンジしていく。アーティストだけでなく、レーベルもそれに添うように、アーティストをバックアップする。現時点では霞の中にある「新たな音楽」は5年、10年すればメジャーとは言わないが、かなりの認知度を得るかも知れない。「今わからないから、うけないからダメ」なのではなく、「今わからないのは、多くの人がまだわかる段階に達していないからだ」と考える。そういう姿勢、わからないものを即座に拒否しない心の余裕、それを可能にするビジネス投資が豊かな音楽を未来にもたらす。
Monkey Plot にはジャズを音楽院で専攻したミュージシャンが、いわゆる既存のジャズのあり方を問い直そうとする意思を感じる。最新アルバムでは一部フレーズだけとり出すとロックやポップの味わいもある。ただ曲全体を通してみると、「これはこのジャンル」と言い切れないように作られている。Vilde & Ingaはクラシックを音楽院で専攻したミュージシャンが、通常の「正しい」クラシックから離れ、音楽の原点である音そのもの、或いは音響と言った方がいいかも知れない領域を探ろうとしている。20代のミュージシャンのデビュー・アルバムが ECM レーベルという快挙は、同レーベル創設者でプロデュ―サーの Manfred Eicher が音楽自体を問い、年齢や経験といった周辺情報に惑わされないことを如実に示している。サックスとオペラという、それまで誰も考えもしなかったことをやり遂げたHåkon Kornstad は、ただ異質のもの組み合わせたのではなく、両者の根っこにある音楽の鉱脈を発見したから評価されている。或る日突然思い立ってオペラを習い始め、それをプロのレベルまで数年で引き上げてしまったという素質と努力にはもの凄いものを感じる。ただ、だからといって我田引水的にサックスとオペラを音の連続として繋げるのではく、両者が溶け合うような音楽へと仕上げることを忘れていない。
これらノルウェーの三組のアーティストをライヴで見られる。それも同じ日に連続して同じ会場に登場する。こういう機会は滅多に作れない。ぜひ大勢の方にご覧いただきたい。



by invs
| 2016-09-25 12:33
| ミュージック from ノルウェー

