2016年 10月 18日
Arvvas (アルヴァス)来日公演、明日開始 |
ノルウェーのデュオ Arvvas (アルヴァス)の来日公演が明日より始まる。
公演詳細
少数民族サーミの女性歌唱とダブルベース・プレイヤーでヴォーカルの男性による「デュアル旋律ダブル・ヴォーカル」だ。この特異なフォーマットは他で聴いたことがない。同じ曲にまったく違うヴォーカル旋律がサーミ語と英語で歌われる。サーミ語の「ヴォーカル」は、本来はサーミ特有の「詩吟」である「ヨイク」なのだが、このデュオではデュアル旋律の一つとして扱っている。
ただ、特異といっても違和感とかなじみがないということではない。むしろ、どこか人間の根源にある歌心や気持ち、衝動などを思い起こさせる。過去二回の来日公演でも多くのオーディエンスがそう話されていた。二つの旋律が競うわけではなく、違いながらも共存している。二つの言語で歌われても、そこに見えるのは「世界は一つだ」という確かな景色だ。紛争のニュースが毎日飛び込んでくる現代にあって、人類の平和がどのあたりをきっかけとして真にもたらされるのかを示唆しているようだ。
今回は短い滞在となる。柏、横浜、東京でのライヴ、ぜひご覧いただきたい。 photo:前沢春美
公演詳細
少数民族サーミの女性歌唱とダブルベース・プレイヤーでヴォーカルの男性による「デュアル旋律ダブル・ヴォーカル」だ。この特異なフォーマットは他で聴いたことがない。同じ曲にまったく違うヴォーカル旋律がサーミ語と英語で歌われる。サーミ語の「ヴォーカル」は、本来はサーミ特有の「詩吟」である「ヨイク」なのだが、このデュオではデュアル旋律の一つとして扱っている。
ただ、特異といっても違和感とかなじみがないということではない。むしろ、どこか人間の根源にある歌心や気持ち、衝動などを思い起こさせる。過去二回の来日公演でも多くのオーディエンスがそう話されていた。二つの旋律が競うわけではなく、違いながらも共存している。二つの言語で歌われても、そこに見えるのは「世界は一つだ」という確かな景色だ。紛争のニュースが毎日飛び込んでくる現代にあって、人類の平和がどのあたりをきっかけとして真にもたらされるのかを示唆しているようだ。
今回は短い滞在となる。柏、横浜、東京でのライヴ、ぜひご覧いただきたい。
by invs
| 2016-10-18 13:28
| Arvvas