2016年 11月 10日
Peter Hammill 2016 日本ツアー、二日目 |
Peter Hammill 2016 日本ツアーは二日目に入った。
昨日の札幌公演は熱演だった。小さ目の会場で目の当りにするPeter Hammill のライヴというのはファンの方だけでなく、初めてお聴きになった方でも相当の迫力があると思う。それなりの年齢になった彼だが、声には変わらず鬼気迫るものがある。
以前もどこかに書いたが、Peter Hammill の凄いところはミュージシャンとしての才能、努力、功績のみならず、普遍性のある人間的魅力を備えているところだ。決して奢らず、昂ぶらず、かといって腰が低いわけでもなく、もちろん迎合は一切ない。鋭利な刃が端正な鞘に収まり、それが錦織の鞘袋に収まっている。鞘は上質だが素とした形をなし、袋の織りの豪華さや繊細さ、希少さは見える者にしか見えない。鞘から刃が抜かれることは滅多になく、唯一目撃できるのは真剣勝負であるライヴの一場面でのみだ。サムライとしての Peter が日本の深層文化に興味を持つのも頷ける。
さて、今夜の一刀、どのような切れ味を見せるか。会場は世田谷区経堂にあるKarura(カルラ)ホールだ。あと数枚のみ当日券が残っている。Karura =迦楼羅とは仏教で「衆生の煩悩を喰らう霊鳥」だ。きっと煩悩はPeter のライヴとともに会場で失せよう。
Peter Hammill ツアー詳細

photo: 前沢春美
昨日の札幌公演は熱演だった。小さ目の会場で目の当りにするPeter Hammill のライヴというのはファンの方だけでなく、初めてお聴きになった方でも相当の迫力があると思う。それなりの年齢になった彼だが、声には変わらず鬼気迫るものがある。
以前もどこかに書いたが、Peter Hammill の凄いところはミュージシャンとしての才能、努力、功績のみならず、普遍性のある人間的魅力を備えているところだ。決して奢らず、昂ぶらず、かといって腰が低いわけでもなく、もちろん迎合は一切ない。鋭利な刃が端正な鞘に収まり、それが錦織の鞘袋に収まっている。鞘は上質だが素とした形をなし、袋の織りの豪華さや繊細さ、希少さは見える者にしか見えない。鞘から刃が抜かれることは滅多になく、唯一目撃できるのは真剣勝負であるライヴの一場面でのみだ。サムライとしての Peter が日本の深層文化に興味を持つのも頷ける。
さて、今夜の一刀、どのような切れ味を見せるか。会場は世田谷区経堂にあるKarura(カルラ)ホールだ。あと数枚のみ当日券が残っている。Karura =迦楼羅とは仏教で「衆生の煩悩を喰らう霊鳥」だ。きっと煩悩はPeter のライヴとともに会場で失せよう。
Peter Hammill ツアー詳細

by invs
| 2016-11-10 15:28
| Peter Hammill