2017年 06月 29日
Olavi Louhivuori の2017来日コンサート二日目 |
フィンランドのドラマー Olavi Louhivuori の来日コンサートは二日目に入った。
コンサート詳細
今夜の会場は柏の Nardis だ。
昨夜、稲毛 Candy でのスタート公演は説得力があった。Olavi のドラムはシャープでありながら、いたずらにうるさくなく、軽さを感じさせても重厚感が一切ないという訳ではない。インプロヴィゼーションでワン・セットの公演だったが、最初の静かに始まる部分から徐々に盛り上がっていって激しい演奏部へ突入、その後オルガン・サウンド風のドラムレスの部分も経て、また少しづつ静かな方向へと変遷していった。
シンセとエレクトロニクス音響系のエフェクトはTeemu Korpipää が脇でサポートしているが、Olavi 自身もPCとエレクトロニクスを駆使してドラムに新しい輝きを与えている。決してループやエレクトロニクス・エフェクトには頼らず、ドラムが根源的に持っているトライバル感に満ちたアナログ・サウンドが前面に出ている。
それにしてもOlavi はクリエイティヴだと思う。ドラマーでありながら、作曲家としての才能に溢れている。音楽一家に育ち、自身も最初はチェロを弾いていたという環境が左右したというのは勿論、やはり祖父がヴァイオリニストであったり、家がフィンランドで大勢のミュージシャンを輩出する有名な一族であることを考えれば、DNA の凄さは疑いようがないように思う。あのオルガン・サウンドも実は彼がサックスをたくさん吹いて多重録音した音だと聴いて驚いた。
どこまでも興味深いミュージシャンだ。
コンサート詳細
今夜の会場は柏の Nardis だ。
昨夜、稲毛 Candy でのスタート公演は説得力があった。Olavi のドラムはシャープでありながら、いたずらにうるさくなく、軽さを感じさせても重厚感が一切ないという訳ではない。インプロヴィゼーションでワン・セットの公演だったが、最初の静かに始まる部分から徐々に盛り上がっていって激しい演奏部へ突入、その後オルガン・サウンド風のドラムレスの部分も経て、また少しづつ静かな方向へと変遷していった。
シンセとエレクトロニクス音響系のエフェクトはTeemu Korpipää が脇でサポートしているが、Olavi 自身もPCとエレクトロニクスを駆使してドラムに新しい輝きを与えている。決してループやエレクトロニクス・エフェクトには頼らず、ドラムが根源的に持っているトライバル感に満ちたアナログ・サウンドが前面に出ている。
それにしてもOlavi はクリエイティヴだと思う。ドラマーでありながら、作曲家としての才能に溢れている。音楽一家に育ち、自身も最初はチェロを弾いていたという環境が左右したというのは勿論、やはり祖父がヴァイオリニストであったり、家がフィンランドで大勢のミュージシャンを輩出する有名な一族であることを考えれば、DNA の凄さは疑いようがないように思う。あのオルガン・サウンドも実は彼がサックスをたくさん吹いて多重録音した音だと聴いて驚いた。
どこまでも興味深いミュージシャンだ。

by invs
| 2017-06-29 11:31
| Olavi Louhivuori