2017年 07月 02日
Olavi Louhivuori 2017来日ソロ公演終了 |
昨日の中目黒「楽屋(らくや)」公演でもってOlavi Louhivuori の2017来日ソロ公演は終了した。日本最終公演はアンコールに応えて曲 "Arrival" が演奏された。今回四公演中初めてのことだった。
インプロヴィゼーション主体のコンサートはエレクトロニクスを駆使し、デジタル・ワールドを見せながらも、Olavi のドラミングで究極のアナログ感を出して全体としてバランスさせていた。音楽の作曲・制作の最前線にいるミュージシャンにとって最新の機材を使いこなすことは、今や目標ではなく必須だ。いかにアナログで頂点を極めてもそれだけで満足していては音楽のフロントに長く留まることはできない。近年の20/30代のミュージシャンによるデジタルのアナログへの取込みはその流れの中にある。
モダン・ジャズの代表者としてのレーベル ECMの、そのまた重鎮であるポーランドのトランペット・プレイヤー Tomasz Stańko 率いるクインテットのメンバーでありながら、そこに安住せず、「危ない」先端的デジタル・フィールドで試行錯誤する Olavi は未来を引き寄せるべく努力している。現状維持、現状追認型の作曲では限界が来る。今や古典的と言ってもいいモダン・ジャズ(そういう意味ではもはや「モダン」ではない)に新たな扉を開く鍵の一つは Olavi が握っている。
インプロヴィゼーション主体のコンサートはエレクトロニクスを駆使し、デジタル・ワールドを見せながらも、Olavi のドラミングで究極のアナログ感を出して全体としてバランスさせていた。音楽の作曲・制作の最前線にいるミュージシャンにとって最新の機材を使いこなすことは、今や目標ではなく必須だ。いかにアナログで頂点を極めてもそれだけで満足していては音楽のフロントに長く留まることはできない。近年の20/30代のミュージシャンによるデジタルのアナログへの取込みはその流れの中にある。
モダン・ジャズの代表者としてのレーベル ECMの、そのまた重鎮であるポーランドのトランペット・プレイヤー Tomasz Stańko 率いるクインテットのメンバーでありながら、そこに安住せず、「危ない」先端的デジタル・フィールドで試行錯誤する Olavi は未来を引き寄せるべく努力している。現状維持、現状追認型の作曲では限界が来る。今や古典的と言ってもいいモダン・ジャズ(そういう意味ではもはや「モダン」ではない)に新たな扉を開く鍵の一つは Olavi が握っている。
by invs
| 2017-07-02 12:48
| Olavi Louhivuori