2017年 12月 14日
Eldbjørg Raknes (エルビェルグ・ラクネス) |
来年 1月に来日ツアーを行う Eldbjørg Raknes & Co.(エルビェルグ・ラクネス & コー)のリーダー、Eldbjørg Raknes について書かれた彼女のオフィシャル・サイトの一部を和訳しておく(一部補遺)。
Eldbjørg Raknes はノルウェー西部の Molde(モルデ)の西にある Otrøy 島の牧農家に生まれ育った。祖母はオルガンを弾いていた。母はレコードをかけ、ギターを弾き、ポピュラー・ソングや政治的な歌を歌っていた。Eldbjørg が 9才の時、両親がピアノを買ってくれた。そして運よくとてもいいピアノの先生 Z. Lechに出会った。先生はあらゆるジャンルのものを熱心に教えてくれた。16 才で Kristiansund(クリスチャンスン)にある上級セカンダリー・スクールの Atlanten で音楽を専攻することになった。その後、Romerike 国民高校に進み、演劇を学んだ。そこを卒業後、トロンハイム音楽院のジャズ課程に入学する。現在の彼女のメインの楽器は「声」だ。
ジャズ課程に入ってすぐはジャズのことをほとんど知らなかったが、音楽に深く入っていくチャンスを得て、他の、演奏に生きるミュージシャンと出会った。ここで彼女の主な道、仕事の仕方、そして探求すべき分野がはっきりとした - すなわち、当初よりエレクトロ二クスとライヴ・サンプリングを使った実験的ヴォーカル・テクニックであり、作曲であり、即興することだった。最初のデュオはピアニストの Christian Wallumrødとのものだった。最初のトリオは Christian Wallumrød と Arve Henriksen だった。また、Kvitrettenというアカペラ・グループを始め、続いて Sidsel Endresen や Elin Rosseland とコラボレーションを行った。更に、Trondheim Voices のために多くの曲を作曲し、編曲し、その育成に主たる役割を果たした。
自分のバンド TINGeLING は十年続き、Anders Jormin、 Jon Balke、Stian Westerhus、Eirik Hegdal、Oscar Grönberg などと密に仕事をした。また、俳優 Frode Eggen、詩人 Torgeir Rebbolledo Pedersen、ヴィジュアル・アーティストの A. K. Dolven や Pekka Stokke といった他の芸術領域のアーティストとも共演している。
更には、音楽活動スタート当初より、あらゆる年齢の子供たちのためにコンサートを開いている。
彼女の作品はその音だけが特徴となっているわけではない。新しい、チャレンジングなものを探すアーティストとしての道を歩むという決心によっても際立っている。その音楽は大部分、大変幅広いヴォーカル・テクニックやライヴ・サンプリングを使った、それもしばしば自ら作曲したものと合された、インプロヴィゼーションの分野にある。
芸術に新たなスペース、フレッシュな風、可能性とチャレンジを探す中で、彼女はノルウェーの森の中深くへ分け入ることになった。2007 年の 2月、1800年代に建てられた二軒の家に出会いこれらをとても好きになった。それが彼女に、そこを全芸術分野のための制作拠点にすべきだというアイデアをもたらした。Selbusjøen 湖畔に建つ二軒の家は修繕され、Sjøbygda 芸術の家と命名された。このコンセプトの中心になったのは、国際Sjøbygda アーティスト・イン・レジデンス と Sjøbygda フェスティヴァル、そして青年と子供のためのワークショップだった。そこでは、Paal Nilssen Love、 Lisa C.B Lie、Pia Maria Roll、Sidsel Endresen、Bjarte Eike、Stian Westerhus、Lemur、Edvine Larssen といった多くの素晴らしいアーティストが作品を披露した。残念ながら 資金の問題により Sjøbygda 芸術の家は 2013年晩秋に閉鎖されている。
photo: Thor Egil
Eldbjørg Raknes はノルウェー西部の Molde(モルデ)の西にある Otrøy 島の牧農家に生まれ育った。祖母はオルガンを弾いていた。母はレコードをかけ、ギターを弾き、ポピュラー・ソングや政治的な歌を歌っていた。Eldbjørg が 9才の時、両親がピアノを買ってくれた。そして運よくとてもいいピアノの先生 Z. Lechに出会った。先生はあらゆるジャンルのものを熱心に教えてくれた。16 才で Kristiansund(クリスチャンスン)にある上級セカンダリー・スクールの Atlanten で音楽を専攻することになった。その後、Romerike 国民高校に進み、演劇を学んだ。そこを卒業後、トロンハイム音楽院のジャズ課程に入学する。現在の彼女のメインの楽器は「声」だ。
ジャズ課程に入ってすぐはジャズのことをほとんど知らなかったが、音楽に深く入っていくチャンスを得て、他の、演奏に生きるミュージシャンと出会った。ここで彼女の主な道、仕事の仕方、そして探求すべき分野がはっきりとした - すなわち、当初よりエレクトロ二クスとライヴ・サンプリングを使った実験的ヴォーカル・テクニックであり、作曲であり、即興することだった。最初のデュオはピアニストの Christian Wallumrødとのものだった。最初のトリオは Christian Wallumrød と Arve Henriksen だった。また、Kvitrettenというアカペラ・グループを始め、続いて Sidsel Endresen や Elin Rosseland とコラボレーションを行った。更に、Trondheim Voices のために多くの曲を作曲し、編曲し、その育成に主たる役割を果たした。
自分のバンド TINGeLING は十年続き、Anders Jormin、 Jon Balke、Stian Westerhus、Eirik Hegdal、Oscar Grönberg などと密に仕事をした。また、俳優 Frode Eggen、詩人 Torgeir Rebbolledo Pedersen、ヴィジュアル・アーティストの A. K. Dolven や Pekka Stokke といった他の芸術領域のアーティストとも共演している。
更には、音楽活動スタート当初より、あらゆる年齢の子供たちのためにコンサートを開いている。
彼女の作品はその音だけが特徴となっているわけではない。新しい、チャレンジングなものを探すアーティストとしての道を歩むという決心によっても際立っている。その音楽は大部分、大変幅広いヴォーカル・テクニックやライヴ・サンプリングを使った、それもしばしば自ら作曲したものと合された、インプロヴィゼーションの分野にある。
芸術に新たなスペース、フレッシュな風、可能性とチャレンジを探す中で、彼女はノルウェーの森の中深くへ分け入ることになった。2007 年の 2月、1800年代に建てられた二軒の家に出会いこれらをとても好きになった。それが彼女に、そこを全芸術分野のための制作拠点にすべきだというアイデアをもたらした。Selbusjøen 湖畔に建つ二軒の家は修繕され、Sjøbygda 芸術の家と命名された。このコンセプトの中心になったのは、国際Sjøbygda アーティスト・イン・レジデンス と Sjøbygda フェスティヴァル、そして青年と子供のためのワークショップだった。そこでは、Paal Nilssen Love、 Lisa C.B Lie、Pia Maria Roll、Sidsel Endresen、Bjarte Eike、Stian Westerhus、Lemur、Edvine Larssen といった多くの素晴らしいアーティストが作品を披露した。残念ながら 資金の問題により Sjøbygda 芸術の家は 2013年晩秋に閉鎖されている。

by invs
| 2017-12-14 17:23
| Eldbjorg Raknes & Co

