2021年 07月 03日
Steinar Raknes インタヴュー : インスピレーション |
ノルウェーのオンライン音楽情報 Ballade Norway が ダブルベーシスト/ヴォーカリスト Steinar Raknes (スタイナー・ラクネス)のインスピレーション(触発されるもの/励み)となる人物について尋ねている。
7/1 付け記事

photo: Erik Valebrokk
以下、幾つか要点のみ記す 。

* Steinar が選んだ人物は Jan Garbarek (サックス奏者)[ヤン・ガルバレック]
*なぜ Garbarek なのか。
エレクトリック・ベースとギターを始めた時、知ったのは Eberhard Weber (エーベルハルト・ヴェーバー)だった。それで Jan Garbarek のことをたくさん聞いた。彼は自分と似たような道を辿った。アメリカン・ジャズ音楽或いはアフリカ系アメリカン・ジャズ音楽を経て自分の音に至った。全く違ったものから自分の音に達するのはいいことだ。それに、Garbarek はとてもうまい。フリーのものからフォーク音楽のようなものまで、Belonging Quartet からグレゴリアのコラボレーション(Hilliard Ensemble)までほとんど全て聴いた。
* サックス・プレイヤーとダブルベーシストの共通項は?
"a search for your own sound" 自分の音の探求だ。
*Garbarek が弾くときは、彼の音がはっきり/強固(concrete)として、確実であることだ。例えば、バラッドを演奏する時、特段にうまいヴォーカリストの楽器ヴァージョンのように聴こえる。あまりに上手なので、ほとんど歌詞を聴いているようだと誰かが言っていた。
*そこから得られるレッスンは?
出来る限り音をはっきりとさせる/強固にする(concrete)ことだと思う。何かを感じる、それを音にする、そして音にしたものを自分のものとし、人々の耳に響かせることだ。
by invs
| 2021-07-03 17:32
| Steinar Raknes