Richard/Dave Sinclair、昔のこと

忘れる前に書いておく。覚えていることだけだ。

だいぶ前のことだ。当時、そこに住んでいた Richard Sinclair を訪ねて、ロンドンから列車でカンタベリー市に行った。事前に駅から電話し（公衆電話）、何時に到着すると言ってあった。彼はヴァンで駅まで奥さんの Heather と迎えにきてくれた。丁度、昼頃だったので海岸にある店まで食事に行った。

店から彼の自宅へ向かう途中、当時やはりカンタベリーにいた、Richard のいとこの Dave Sinclair の家（店）の前を通った。Dave はミュージシャンのかたわらピアノの修理をしているとのことでショーウィンドウにピアノが見えた。

Richard の自宅へ行くと、玄関には靴がたくさん並んでいて、入る時靴を脱いでくれと言う。家が汚れるかららしい。確か二階家だったような気がする。二階に上がり、リヴィング・ルームのソファに腰かけて話をした。

彼は子供の時、カンタベリー大聖堂の聖歌隊にいた。後に大工をやっていたという。そんな話もした。

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今、Richard はイタリアの南、アルベロベロにいる。Dave は瀬戸内海にある弓削島に住んでいる。やはり 20 年経つと、随分と変わる。でも Richard の歌声と Dave の作曲・キーボードは変わらない。人の心を動かすものは何かを考えさえてくれる。