2023年 02月 13日
知っている曲とまったく知らない曲の違い |
よく知っている曲を聴くのは楽しい。曲をそらで暗記するぐらいまで覚えていれば尚更だろう。安心感があるのは当然だが、古くから知っていれば他の記憶が呼び覚まされ、ノスタルジーも増す。音楽を聴いているというより、楽しい記憶を思い出していると言った方がいい。トリガーとして音楽が機能している。ティ―ンエージャー(古い!)の時に聴いて感銘を受けた曲は、 60 代になっても「すごい」と思うことが多い。
新しい音楽は、一般にそれが知っている音楽と違えば違う程、歳をとればとるほど受け入れるのが難しくなる。受け入れるために「努力」が必要になる。好きになるためには更にハードルが上がり、新しい曲は何か別のきっかけでもない限り「昔知った曲、昔の曲に似た曲」を超えられない。この知った曲と知らない曲のボーダーラインは大きい。
新しい曲を初めて聴くと、脳の報酬センター部分が活発化するという。以前、この Blog で書いたが「脳の側坐核が "光る" とのことだ。また、側坐核が聴覚野と呼ばれる脳の他の領域と反応し合うこともわかったという。」つまり、知っている曲を聴いた場合は「光らず」、「反応」せず、脳の報酬センターが活発化しないのだ。自分の頭では昔の知っている曲は「すごい」と思っていても、実際は脳のリアクションはその方向が違うことになる。
むしろ「すごい」と思っている時は、脳の情動系が反応しているのではないか。
このあたりの脳の研究はかなり興味深い。いずれ明らかになるのだろう。
by invs
| 2023-02-13 09:13
| 「その他」の重さ

