2023年 02月 21日
人間の凄さ - ミュージシャンがインスピレーションを受ける曲、他のアーティスト |
ミュージシャンがインスピレーションを受ける曲、影響を受ける他のミュージシャン、何かの時に思い出す曲、フレーズにはどのようなものがあるのだろうか。
昔、2000 年をまわってあまり経っていない頃、ドラマーの Bill Bruford (ビル・ブルーフォード/イギリス)に会った時、何かいいワールドミュージックの音楽はないかと聞いたところ、スペイン、バルセロナの Ojos De Brujo (オホス・デ・ブルッホ)という答えが返ったきた。その頃は日本でも知られていない、ヨーロッパでもまだ知名度があまり高くない時だった。
2008 年頃、アコーデオンとかたくさんの種類の楽器を弾く Stian Carstensen(スティアン・カシュテンセン/ノルウェー) に好きなアーティストはと聞いたら現代作曲家 György Sándor Ligeti(ジェルジュ・シャーンドル・リゲティ、ハンガリー、は日本と同じで本当は姓を先に書くがここではそうしていない)を挙げた。2010 年頃、ピアニストの Nik Baertsch(ニック・ベルチュ/スイス)が限定公開のデュオ公演の前、一人リハをしている時、弾いていたのはバッハだった。ベースの Steinar Raknes (スタイナー・ラクネス/ノルウェー)も日本での公演前リハで一人でいる時バッハを弾いていたことがあった。
どれもその時、その場でミュージシャンが思い出した曲、アーティストで、必ずしもずっと好きとかいうものではない(好きかもしれないが)と思う。でも何となく興味深い。上で挙げた例で言えば、ミュージシャン本人の作る音楽とは少し離れた曲或いは離れてはいないがルーツ的なもの、人に関係しているように思う。
ミュージシャンも人間だ。いろいろな曲、事柄、人などにインスピレーションを受ける。それらが彼らなりのフィルターにかかって出てきたり、出てこなかったり、大抵の場合は原形をとどめず別のフォームで出てきたりする。当たり前のことだが、人間というものの凄さに改めて驚く。こういうことは人間しかできない。それがミュージシャンを見ていると端的にわかる。
by invs
| 2023-02-21 09:25
| 「その他」の重さ

