2023年 06月 26日
Elton John - Farewell Yellow Brick Road |
Elton John がイギリスの Glastonbury Festival での公演を最後(6/21)に引退した。*
Elton を一番最初に聴いたのは、1970 年だったと思う。彼のアルバム "Elton John" で、ウイーン・アメリカン・インターナショナル・スクールでの「自由時間」(クラスはなく、何をしてもいい時間)でブラジル人の生徒がレコードプレイヤーが置いてある「自由な部屋」(と言っても図書室の階段下に仕切られていた空間)に持ってきたものだった。それを寝そべって何人かで聴いた。Elton は当時はやり出したシンガーソングライターの一人だった。
特別に凄いという印象は持たなかった。何となく素朴な感じで、イギリスというよりアメリカの音楽を思った。歌詞を Bernie Taupin が書いているというのが、Procol Harum の作詞家を思い出させた。当時はそれだけだった。しばらくして二枚目、三枚目のアルバムが出て、曲も耳に残るものが増えた。そんな中、「昔 Elton は King Crimson のオーディションを受けた」とかいう話を聞いた。そして最近「Elton は Gentle Giant のオーディションを受けた」が加わった。
1997 年、イギリスのウエストミンスター寺院でのダイアナ王妃葬儀では Elton が自身の曲 "Candle in the Wind" を作詞替えして "Goodbye England's Rose" (作詞 Bernie Taupin)として歌われ、生前の王妃が Elton の曲を好きだったことを知った。
70 - 80 年代前半にはピアノを弾いていたこともあり、Elton は楽譜を買って楽しんだりもした。現役を引くのは誰にでもあることだが、名曲の数々を生んだアーティストが引退するのは淋しいものがある。
====
* 後述 - 引退は「ツアー引退」であるとのご指摘を受けました。(6/27記)
by invs
| 2023-06-26 18:04

