Norma Winstone（ノーマ・ウィンストン）の曲（1977 年 ECM デビュー作のアルバム Azimuth の 曲）がラッパーのにサンプリングに

Norma Winstone の曲（1977 年 ECM デビュー作のアルバム Azimuth の 曲）がラッパーにサンプリング、10 月以来 Spotify で 9,400 万回プレイされ話題になっている。Norma は当初事情がわからず息子に聞いたら「何だって？、母さん！」と言って驚いたという（イギリス Guardian 誌の Jude Rogers インタヴュー 11/14 付 ）。

以下、同誌から一部前半部分を和訳しておく。

その曲は 64 秒の宇宙的な音楽で始まる。 アナログ・シンセと時たまピアノとトランペットが鳴るところに、“Travelling forever in the dark / Darkness into blackness.” という女性の声で旅のナレーションが始まる。このサンプリングの後、 Drake and Yeat：IDGAF のラップが 、Drake の イギリス/アメリカ で No.1 のアルバム "For All the Dogs" の二番目に最もプレイされる曲が続く。

「Drake のことは聞いたことがあったが、私が聴くような音楽ではなかった。」と 82 才の Norma Winstone は秋の午後、 Deal, Kent （イギリス、ケント州のディ―ル）の家で語った。彼女のウェブサイト経由で送信された電子メールと、それに続く Drake の経営陣との Zoom 通話によって、Drake が興味を持っていることを知りました、と彼女は説明する。「私はとても世間知らずでだった」と彼女は笑う。「私は『このラッパーはトラックを添付ファイルとして私に送ってくれないのですか？』と聞いた。彼がどれだけ大物かについては考えていなかった。」それから彼女は長男の Leo Taylor （レオ・テイラー）にそのことを話した。彼は Hot Chip （ホットチップ）とマーキュリーでノミネートされた Invisible（インヴィジブル）でライブでドラムを叩いている。そしたら「何だって？、母さん！」

X で Norma 自身が語っている。
photo: Michael Putland 2016