2023年 11月 19日
Louise Patricia Crane(ルイーズ・パトリシア・クレーン)の "Ladies Of The Road" カヴァー |
シンガー Louise Patricia Crane(ルイーズ・パトリシア・クレーン)[“The new queen of psychedelic prog has arrived” とイギリスの PROG MAGAZINE] が "Ladies Of The Road" をダブル A サイドのシングル盤として 11/16 リリースした(もう一曲は Johnny Winter の "Dirty")。知っている人は知っている 1971年の King Crimson の曲だ。当時はとても斬新な感じがしたが、今聴いてもいい曲だと思う。特にブリッジになる部分、"All of the girls -- " の歌が入ってくるところはありきたりの展開ではなく、やはり「これこそ Crimson 」と言いたくなる。
Louise のカヴァーは原曲にかなり忠実で、そこは Jakko M. Jakszyk が絡んでいる(writing/playing/producing)だけはある。 自ら 大 Crimson ファンだと言ってはばからない彼だから、元のフレーズは大事にキープしておかねばなるまい。そこにはオリジナル Crimson ヴァージョンでサックスを吹いている Mel Collins が Louise のヴァージョンでも当然の如くよく似たフレーズを吹いている。もう少しオリジナルから離れてもいいのではないかと思うが、離れられないほど Jakko は Crimson に嵌っている。実際、ついこの間まで(今は活動をしていない?!)King Crimson の正真正銘メンバーなので、嵌っているというのはおかしいが、オリジナル・メンバーの Michael Giles の娘さんと結婚しているから筋金入りには違いない(既に離婚しているとの情報あり - 11/20 記)。
2000 年代初め、まだ King Crimson のメンバーになっていない時にロンドンで会ったが、とても感じが良く、ロック・ミュージシャンにありがちな変わったところがない人だと思った。そこが Robert Fripp にギタリストとしてバンドに迎えられた所以かも知れない。
ドラムが Gary Husband というのは全員強者(つわもの)でバンドを固めたかったからか。ジャズもこなす人物だからか。 Louise は Allan Holdsworth のファンで、その Allan と一緒にやっていた Gary をロンドンの Kore Studio で録音しているのを見るのは凄かったと言う。
来春、フルアルバムが出るそうだ。
by invs
| 2023-11-19 20:35