2023年 12月 06日
「Hope は Hopefullness (希望に満ちている) と Hopeless (絶望的)の両方の意味がある」 Nat Bartsch |
コロナ問題が一般には縮小した感があるが、世界に明るさが戻ったとは言えない。ウクライナ・ロシア戦争があり、ガザ地区に対するイスラエルの戦いがある。それ以外にもあちこちで戦争している。そのせいで、あるいはそれらと関係なく、世界中で物価が上がり、人々の悩みの種となっている。気候温暖化(人為的でない温暖化という人もいる)もずっと続いているし、多くの国で民主化を叫ぶ声が響き渡っている。世界の富の大部分が一握りの富豪の手にあるという報道も、単なる貧富の差というレベルの話ではない。現代は、どう考えてもいい方向に進んでない。そういう感じがする。
インターネットを始めとしたメディアが発達して「悪い情報」が素早く、細かく入ってくるようになったことも人々が受ける印象を左右しているが、メディアを各国政府が利用して自分たちに都合のいいように操作している、と思えるような事象も多い。もう一般人の手の届かないところで、様々な決定が暗黙裡の内に行われているのではないかという疑念がある。情報を制する者=権力者という構造は昔からあるが、それが如実に赤裸々になっている。
こんな事はほとんどの人は知っていることだ。それが知らず知らずのうちに人々の上に「重くのしかかって」いる。もうどうしようもなく重い。耐えられない。
それでも希望は捨ててはいけないのではいか、いやそうは言ってももう絶望的だ、という二つの意味を「希望 」= "Hope" というアルバム・タイトルに持たせた。Nat Bartsch(ナット・バーチュ)の、Hope は Hopefullness (希望に満ちている) と Hopeless (絶望的)の両方の意味がある、という説明だ。人間の感じるアンビバレントな面を捉えている。
今の世の中に直面している我々のことだ。
by invs
| 2023-12-06 09:44
| Nat Bartsch Trio


