2024年 01月 17日
ストリーミング・サービス、ミュージシャンに極端に少ないロイヤリティ |
アメリカの音楽誌 Billboard Pro のストリーミング関連の 1/12 付け記事を日本の音楽情報サイト amass が訳している。興味深いのでここに一部要約しておく。ヨーロッパなどで、ミュージシャンがロイヤリティが極端に少ないため Spotify を糾弾しているが、それが数字で実証されたことになる。
Billboard Pro
*世界的な音楽ストリーミングとセールスを追跡している Luminate 社は音楽ストリーミング・サービスで必要な ISRC(国際標準レコーディングコード、ロイヤリティを徴収するために固有の録音物に与えられる識別子)のデータベースが 2023 年に 1億8,400万に達したと発表。しかし、そのほとんどが知られていない。
*その内 4分の 1にあたる 4,560 万曲が一度も再生されていない。
*その内、60 %の 1億 950 万曲はロイヤリティでコーヒー1 杯も変えない。
*18 %の 3,390万曲は 10 回までしか再生されず、約 16%の 3,000万曲は 101 回から 1,000 回のみ再生。
*2016 年に Spotify が米国の著作権使用料委員会に提出した書面の中で、2013 年には Spotify の全 2,000 万曲のうち 20%(400万曲)が一度も再生されていないと報告していた。それから 10 年後の 2023年、Luminate 社のデータは、すべてのストリーミング・サービスで一度も再生されなかった楽曲がその 11 倍増えたと報告している。
by invs
| 2024-01-17 15:20
| Real & True (除く公演感想)

