2024年 04月 28日
Samuli Mikkonen (サムリ・ミッコネン)、今晩は富山、昨日の新潟公演 |
フィンランドのピアニスト Samuli Mikkonen (サムリ・ミッコネン)の公演は終盤に入った。今晩は富山、ライブハウス Newport で19:00 開場、19:30 開演だ。
昨日の新潟公演もはやはりというべきか、美しい音色に満ちていた。時計で計ったわけではないが、だいたい一セット 45 分ぐらいでインプロは進行する。ここでもオーディエンスはしっかりと聴こうと身じろぎもせず、まっすぐ前を向いてライヴを見ていた。会場がどんな様子なのかミュージシャンには分かるものだ。人の顔も覚えていたりする。
新潟の皆さんは反応がよかった。Samuli のインプロの演奏が終わると、インプロだから終わりかどうかはっきりしないのだが、すぐに拍手だ。それも結構熱心だ。こういうのはミュージシャンにとって嬉しい。だから次のインプロに熱が入る。ミュージシャンとオーディエンスのいい循環に入り、ますます面白くなっていく。ここがまさにライヴにおいて、オーディエンスが重要な役割を担っていることの証左だ。
アンコールは「なかった」がアンコールの曲はあった。他の公演でも弾いた子守歌だ。「Mikkonen 家の伝統」と Samuli はステージで言っていたが、子供を寝かせるための曲で、Samuli はあと一週間ぐらいで生まれる自分の息子に、韓国にいる奥様のお腹の中に向かって声を聴かせているという。他人事の子守歌ではないから、心がこもっている。
by invs
| 2024-04-28 15:23
| Samuli Mikkonen


