2024年 11月 16日
ミュージシャンの死 |
ミュージシャンの死は、音楽が好きで、ある若い一時期そのミュージシャンに入れ込んだことがある人ほど、心に響くものだ。
一つには好きな音楽自体がまず人に強く影響すること、そして死がその人に何等かの区切りをもたらすからだ。自分が生きている一方で、ミュージシャンが死んだという事実が、人とミュージシャンとの隔絶感を突き付ける。だが、人は必ず死に、故に自分もいずれは死ぬ。いっとき、隔絶感が生じるが、「誰もが同じ」死に至るという、死のシェア感が増してくる。若いときは違ったが、歳を経てそう思う。
Peter Sinfield (ピーター・シンフィールド)が亡くなった。彼はいわゆるミュージシャンではなかった。イギリスのバンド King Crimson がデビューして数年間、バンドの専属メンバーとして歌詞を書いていた「詩人」として、また同時に、ライヴのサウンドとライティングが重要度を増してきた 60 年代後半、サウンド・エンジニアという言葉がなかった頃、その仕事をバンドの専属としてやっていた。当時、楽器を弾かないのに正式メンバーというのが異色だった。バンドの在り方とともに先進的な人だった。
だいぶ前、本人と日本でイヴェントをしようというのでメールのやりとりをしたことがある。いろいろ提案したが、折り合いがつかなかった。
by invs
| 2024-11-16 12:06
| 「その他」の重さ


