2025年 01月 04日
Billy Hume による "The Real Reason Why Analog Recording Is Better" (アナログ録音がなぜいいかの本当の理由) |
英語だが、格段に面白い映像が YouTube に載っている。アメリカ人の Billy Hume が "Freaking Out With Billy Hume" (ビリー・ヒュームとびっくり)というシリーズで出しているヴィデオで 1/2 に掲載された "The Real Reason Why Analog Recording Is Better" (アナログ録音がなぜいいかの本当の理由)というものだ。
理由はデジタルの場合、録音する者に "commitment"(深い関与、献身、責任) がなくなるというものだ。Billy Hume はアナログ時代から 40 年間ずっと録音をしているが、本来はミュージシャン的なので、一発で録音するという深いコミットメントをよくわかっている。アナログは「音がいい」というのではなく、その際の本気度がデジタルより深いと言っている。
これだけ書くと、わかっていることを再度言っていると思われるかも知れないが、このヴィデオでは微に入り細に入りアナログとデジタルの違いを説明し、とても説得力がある映像となっている。
Billy 「現在、録音でミスがあれば "undo"(やり直し)のボタンを押すだけだ。」「今は無制限の(音の劣化のない)undo がある。」「(undo をして)録音し直したテイクを全部再度聴くために長い時間を費やし、出来上がる頃には疲れ果てている。」「昔は録音というのはステージに行くようなもので、パーフォーマンスだった。」
ハードに関しても「なくした靴下より(何世代にもわたって)ケーブルに使用した USB の数の方が多い」など実際にこのあたりの仕事をした者のコメントが面白い。「ハードドライブも古くなり、使えなくなって、録音した音楽にアクセスできなくなった。ハードの寿命が短い。」例として、42 年前、TEAC の 4ch レコーダーで録音した高校生時代の Billy のテープ(親の家で録音)を再生している。「これと同じことはコンピューターでは(年数がたつと)できない。」そして、「ミスを直すのに昔はテープをリワインドしたり、変えたりするのに時間がかかったが、その分そこで水を飲んだり、考えをまとめたり、休んだりできた。今はすぐに何回でも(疲れてダメになっても)やり直す。」
ヴィデオの説明文
Why is analog better than digital for recording music? In this video, I dive into the surprising reasons why I prefer analog tape recording—and it's not about the sound. Discover how the analog workflow enhances the creative process, why vintage recording technology outlasts digital gear, and how working with tape can transform your music production. With 40 years of experience as a producer and mixer, I share insights into what makes analog unique in a world dominated by digital. If you're curious about analog vs. digital recording or just want to learn more about studio techniques, this video is for you.
by invs
| 2025-01-04 18:03
| 「その他」の重さ

