2025年 05月 22日
オランダの Yuri Honing Acoustic Quartet(ユリ・ホーニング・アコーステイック・カルテット)、今日、東京公演、昨日の稲毛公演感想 |
オランダの Yuri Honing Acoustic Quartet(ユリ・ホーニング・アコーステイック・カルテット)東京公演は今日開催される。オープニングアクトが 18:30 に開場/19:15 スタート、Yuri 達が 20:30 スタートだ。
昨日の稲毛公演は驚きだった。最初の曲は Yuri らしく始まったが、じきに何とフリー・インプロが飛び出した。Yuri のサックスは高速で縦横に駈け廻り、Joost のドラムがエネルギー一杯にうちはなたれ、Wofert が高音の不協和音を叩き出し、Gulli のベースがその間を上へ下へと動くのだ。まったく予想しないことが起きた。Yuri も本人自身があとで語っていたよう「自然とそうなった。」Wolfert によれば「会場にいるスピリット(霊)が導いて」演奏させた。演出まがいのことは一切なく、素晴らしい流れだった。
Candy はオランダのフリージャズの先達が数多く出演していて、それが Yuri に影響したようだ。 Instant Composers Pool (ICP) の共同創設者の Misha Mengelberg (ミシャ・メンゲルベルグ /piano) の写真が Candy に貼ってあるのを見つけた Yuri が会場で「Misha Mengelberg や Han Bennink (ハン・ベニンク)などが出演したところに出演できて光栄」と皆に語っていた。Misha は Yuri と一緒に 90 年代から 2000 年代にかけてコラボレーションし、方やフリー、方やしっかりした構造とメロディーラインという相反するスタイルにもかかわらず、相互補完的なプレイでオランダ・ジャズ界を沸かせた。
それにしても Yuri の吹くフリージャズが聴けるとはまったく思わなかった。そこに絡んだ Joost のソロを含むドラミングも多分昨夜だけのものだろう。この自由さ、フレキシブルな感覚がまさにジャズの面白さだ。
お店のドラムは 70年代のもので Joost の持っているのとほとんど同じ、ベースアンプは Gulli が認めるほどいい音で鳴っていた。Wolfert のピアノは全くもって自由自在、オランダ・ピアニストの第一人者との呼び声高い彼らしい音で Yuri をバックアップしていた。
by invs
| 2025-05-22 09:30
| Yuri Honing AQ


