2026年 05月 28日
スイスのヴォーカル・ジャズ・デュオ TON SUR TON (トン・シュール・トン)、デビュー日本公演 |
スイスのヴォーカル・ジャズ・デュオ TON SUR TON(トン・シュール・トン)がデビュー日本公演を行う。
スイス、ローザンヌのシンガー Sylvie Klijn(シルヴィ・クライン)とベルンのベーシスト Christoph Utzinger (クリストフ・ウッツィンガー)によるデュオがデビューする。6/5 にニューアルバム “ CAMAÏEU” (カマイユー:「同系色の濃淡による表現」 、「単色や近い色調だけで構成された配色」)をリリースし、スイス及び日本でデビュー・ツアーを行う。
TON SUR TON は、コントラバス(Christoph Utzinger)と声、そこにキーボードのテクスチャーや繊細なエフェクトの糸(Sylvie Klijn)が織り込まれた、透き通るような音の織物である。穏やかな光沢を帯びた流れる布のように、その音楽は柔らかな移ろいと静かな襞の中で展開していく。
TON SUR TON (トン・シュール・トン)― 「音の上の音、色の上の色」 ― という名は、ニュアンス、ほのかなヴェール、そして緻密に織られた透明感を意味している。隠されたものの中に透明性を探し、かすかなざわめきの中に深みを見出そうとする試みである。色糸のように、メロディ主導の物語が音の織物の中を走り抜ける。それは、静かに色褪せた友情の象徴として少しずつ崩れていく家について、手放したくないという思いにもかかわらず生じる布地の裂け目について、そして失われ、二度と取り戻せない時間について語る。
「自分が持っているものを数え続けることで、私は人生をほとんど失いかけていた。」 予期せぬ襞や質感の中で ― 時には軽いヴェールのように、時には身体に密着する布のように ― 歌詞は新たな視点のための物語を包み込む。 このデュオでは、二つの声、二つの思考の線が対等に織り合わされる ― ためらいながらも、好奇心を持ち、互いを信頼しながら。繊細な相互作用の中で、役割が移り変わり、形を取り、また溶けていく空間が生まれる。
Sylvie:「デュオには大きな自由があります。探り、感じ取り、常に自分たちの役割を作り直していく自由です。それぞれに大きな責任がある一方で、その瞬間にとどまり、直感を信じ続けたいと思っています。」
直感と責任のあいだに張られた細い糸を共有しながら紡がれるこの営みから、心に触れる音が生まれる ― 誠実で、注意深く、純粋な音が。TON SUR TON とは、目を閉じて耳を澄まし、語られないものを見ること。その音楽は、音の表面、糸、光による洗練された織物に似ている。一見シンプルに思えるものも、耳を澄ませば幾層もの模様を現していく ― 音の中に意味を探し、不均衡の中に均衡を求め、脆さの中に調和を見出そうとする共同の探求である。それは、明かすことと覆い隠すことのあいだの遊び ― 感じ、呼吸し、目覚め続けることなのだ。
Sylvie Klijn(シルヴィ・クライン) ヴォーカル、エフェクト、キーボード、作曲
Christoph Utzinger(クリストフ・ウッツィンガー) コントラバス、作曲
公演
9/24 木 新潟 Jazz Flash
9/25 金 松本 Storyhouse
9/26 土 金沢 もっきりや
9/27 日 富山 New Port
9/29 火 横浜 Dolphy
9/30 水 柏 Nardis
10/1 木 東京 中目黒 楽屋
10/3 土 稲毛 Candy
すべて 前売 3,500 円 当日 4,000円 drink 別
すべて 19:00 open 19:30 start 但し、東京公演のみ 18:30 open 19:30 start (楽屋 - 食事ができるライヴハウス)
公演のご予約お申込みはメール(ticket@spn1.speednet.ne.jp 宛て)或いは電話(090 1691 7988)にてお願いします。必ず、お名前(姓名)、住所(郵便番号も)、電話番号、希望日、チケット希望枚数をお知らせ下さい。尚、電話は聞き間違い、書き間違いなど起こり得ますので、できる限りメールでお願い致します。電話はつながり難い場合があります。メールでのご予約は、折り返し、チケットの有無、お支払方法をご連絡いたします。前売で売切れの場合は当日チケットを発行しませんのでご注意下さい。
チケットの注意事項(http://bigstream.main.jp/music/tickets.html )をご覧ください。
試聴
曲 "Summer Rays" ライヴ
曲 "Sambal" ライヴ
曲 "Tales" ライヴ
==
Sylvie Klijn(シルヴィ・クライン)経歴
スイス・ローザンヌ在住のオランダ人シンガー兼作曲家。
彼女はオランダの Fontys Conservatory(フォンティス音楽院)で、作曲・ピアノ・声楽を専攻し修士号を取得。また、Utrecht University(ユトレヒト大学)にて「アートと社会(Arts and Society)」の修士号も取得している。2019 年から2021 年にかけては、スイスの Haute École de Musique Lausanne(ローザンヌ高等音楽院)において、ジャズ・ヴォーカルおよび作曲の修士課程に在籍した。2022 - 2023 年度には、著名な芸術団体 L’Abri Genève(ラブリ・ジュネーヴ)のレジデンシーに選出された。2024 年には、オランダ・ノールトブラバント州の音楽人材育成プログラム Music Hub Brabant(ミュージック・ハブ・ブラバント)に参加。さらに2025年には、スイスの財団 Fondation Leenaards(フォンダシオン・リーナールツ)による権威ある文化助成 ”Bourse Culturelle”(ブールス・キュルチュレル:「文化奨学金」)を得ている。
シルヴィはクラシック・ピアニストとして音楽キャリアをスタートし、オランダの国内選抜コンクールや Princess Christina Competition(クリスティーナ王女コンクール)で受賞。その後、在チュニジア・オランダ大使館の招きにより演奏会を行った。クラシックの学士課程修了後、ジャズやポップスへと転向している。彼女の作曲ではこれらのスタイルが融合され、遠く離れた世界が響き合うような無言歌や、ミニマルの影響を受けた物語性のある音楽が生み出されている。
オランダの自身のバンド Klijn Kwartet(クライン・クワルテット)として、Grachtenfestival(グラハテンフェスティバル)、NPO Radio 4(ラジオ4)、ジャズ・ステージの Paradox(パラドックス)、TivoliVredenburg(ティヴォリフレーデンブルフ)、Willem II Concert Hall(ヴィレム 2 世コンサートホール)などで演奏。2019 年 6 月にはアルバム ”Safe Ground”(セーフ・グラウンド)をリリースした。
歌手・作曲家としては、現在スイスを拠点に複数のプロジェクトに参加している。オランダのジャズ教育プロジェクト “Keep an Eye Summer Jazz Workshop” に参加し、世界的に知られたヴォーカル教育機関であるデンマーク、コペンハーゲンの Complete Vocal Institute(コンプリート・ヴォーカル・インスティテュート)でも研修を受けた。スイスでは、JazzOnze+ Festival(ジャズ・オンズ・プリュス・フェスティバル)、Cully Jazz Festival(キュリー・ジャズ・フェスティバル)、Schaffhauser Jazz Festival(シャフハウザー・ジャズ・フェスティバル)、NovaJazz Festival(ノヴァジャズ・フェスティバル)などに出演し、自作曲をスイスのラジオでも発表している。
Christoph Utzinger (クリストフ・ウッツィンガー)経歴
Christoph Utzinger はスイスの Langnau im Emmental (ラングナウ・イム・エメンタール)で生まれ育ち、2004 年からベルンに在住している。ベルン芸術大学ジャズ学科にてコントラバスの学士号(2008年)と作曲の修士号(2011年)を取得し、さらにチューリヒ芸術大学でサウンドエンジニアリングの修士号(2013年)を取得した。
以来、彼はベーシストおよびサウンドエンジニアの両面で、スイスのジャズ・シーンにおいて精力的に活動している。ミュージシャンとしては、Sylvie Klijn とのデュオ TON SUR TON、RAMBL! などで演奏し、またフリーランスのアーティストとしても定期的に活動している。サウンドエンジニアとしては、Andreas Schaerer(アンドレアス・シェアラー)や Swiss Jazz Orchestra(スイス・ジャズ・オーケストラ)などのコンサートやツアーを手がけるほか、Langnau Jazz Nights(ラングナウ・ジャズ・ナイツ)や BeJazz Bern(ビージャズ・ベルン)といったフェスティバル/クラブでも活動している。また、録音、ミキシング、マスタリングのプロジェクトにも携わっている。彼の Dolby Atmos 対応コントロールルームは、ベルンの文化創造センター PROGR 内に設置されている。
企画: Office Ohsawa
協力:Disk Union
後援:在日スイス大使館
by invs
| 2026-05-28 12:37
| Ton sur Ton



