2007年 03月 15日
Vit Švec Trio (ヴィート・シュヴェツ・トリオ) - AghaRTA で |
Vit Švec Trio (ヴィート・シュヴェツ・トリオ)の生演奏を聴いたのはプラハの有名なクラブ AghaRTA (アガルタ)Jazz Centrum だった。この素晴らしいクラブはやはりプラハの強力レーベルとして知られたARTA のオーナーが経営している(彼は今でも現役のドラマーとして活躍するかたわら、ジャズ系のものを中心にいろいろなビジネスを展開している)。
プラハの中心街にある AghaRTAの入り口 は、表通りから建物の中に入った奥のところにある。中は、一瞬迷路かと思うような階段や廊下が続き、表からは想像もできないくらい広い。途中、バーカウンターを過ぎると、一番低く広くなっているフロアに出る。ここの正面にステージがしつらえてあり、とてもムードのある地下クラブとなっている。
その日はクラブがあいていない昼時を使ってVit Švec Trio の演奏を聴くてはずになっていた。音楽院などで教えているメンバーもあり、事前の調整はなかなか大変だったようだが、クラブに到着したときには既にステージにバンドのセットが組まれ、いつでも演奏できるようになっていた。
お互い自己紹介をして、すぐに演奏してもらうことになった。CD では聴いていたが、やはり生演奏となればこちらも一瞬たりとも聞き漏らすわけにはいかない。まだ時差ボケだったが、集中する。Vit Švec Trio の音は素晴らしかった。3人のバランスがいい。クラシックに裏打ちされた確かなテクニックがあるが、それに引っ張られているわけではない。十分に成熟したピアノ・トリオの音だ。やはりどうしてもプラハの街がもつ歴史の重みを引き合いに出したくなってしまう。緻密な積み重ねがあるが、重苦しくはない。極めてエレガントな旋律が重層構造のリズムの上に軽々と乗っている。
これだけの内容をもったバンドだが、日本では輸入盤としての扱いと日本盤コンピレーション・アルバムに一曲とりあげられているだけだ。グローバライゼーションが別世界のことのように思われる。いや、グローバル化したからこそ、プラハのトリオのCDが日本に輸入され、その恩恵にあずかっているのだろう。それにしても、この音を生で日本の人たちに聴いて欲しい。
そう思って、また Real & True Live Series に新たな公演が加わることとなった。
* 3/30 及び 4/1、Vit Švec Trio は AghaRTA (アガルタ)Jazz Centrum にて 21:00 より公演予定
プラハの中心街にある AghaRTAの入り口 は、表通りから建物の中に入った奥のところにある。中は、一瞬迷路かと思うような階段や廊下が続き、表からは想像もできないくらい広い。途中、バーカウンターを過ぎると、一番低く広くなっているフロアに出る。ここの正面にステージがしつらえてあり、とてもムードのある地下クラブとなっている。


これだけの内容をもったバンドだが、日本では輸入盤としての扱いと日本盤コンピレーション・アルバムに一曲とりあげられているだけだ。グローバライゼーションが別世界のことのように思われる。いや、グローバル化したからこそ、プラハのトリオのCDが日本に輸入され、その恩恵にあずかっているのだろう。それにしても、この音を生で日本の人たちに聴いて欲しい。
そう思って、また Real & True Live Series に新たな公演が加わることとなった。
* 3/30 及び 4/1、Vit Švec Trio は AghaRTA (アガルタ)Jazz Centrum にて 21:00 より公演予定
by invs
| 2007-03-15 21:53
| Vit Svec Trio