2007年 03月 21日
Memnon (メムノン) - 「ミュージック from フィンランド」 |
5月のReal & True Live Series 「ミュージック from フィンランド」公演に登場する Memnon (メムノン)について書いておこう。
ヘルシンキを拠点に活動する男女二人組みユニットで、一人(Eva Alkula:エヴァ・アルクラ) はフィンランドの伝統楽器カンテレの 39 弦エレクトリック・ヴァージョンを弾き、もう一人(Ville Hyvönen:ヴィレ・ヒュヴォネン)がPCやエフェクトを使ったサウンド・デザインを行う。エレクトリック・カンテレを有名なカンテレ製作者「コイスティネン・カンテレ」にカスタム・メイドで依頼し、新次元のカンテレ・サウンドを創り出すとともに、その音をPCやエフェクトでマニピュレートすることにより、カンテレがソロとしては本来なし得ない幅のあるサウンド・オーケストレーションを生み出している。

Memnon 自身の言葉によれば「Memnon は伝統楽器と現代音楽、クラシカルな演奏訓練と現代のエレクトロニクス、アカデミックなものと実験的な音楽、そして作曲とサウンド・デザインのインターフェースやぶつかりあいを調べる」ためのユニットだ。こういう考え方で演奏しているので、またカンテレにおいてこのようなアプローチは試されたことがないので、実験的な側面を多く持っている。よって、「完成」された雰囲気は漂っていない。むしろ毎日演奏するたびに変貌を遂げている。実際、昨年9月に彼らのヘルシンキのスタジオで聴いた音と2年前 東京のアストロホールで聴いたMemnon のライブははかなり違っていた。5月の公演では更に進化した演奏を聴くことができると思う。

エヴァ・アルクラは伝統楽器のカンテレ奏者としても素晴らしく、これまで数多くの公演を国際的に行っている。日本の琴とのコラボレーションやアジアや中近東の楽器を取り入れたグループとの演奏活動も行っている。一方、ヴィレ・ヒュヴォネンは展覧会場での作品用にサウンド・デザインをしたり、Memnon のアルバム制作やエヴァのソロ・アルバム制作のためのプロダクション業務をしたりとやはり幅広い。
もともと異分野で活動していた二人が会ったことで、新たな音楽が生まれつつある。一作目のアルバム・リリースが迫っているMemnon はフィンランド音楽のニュー・フロンティアに立っている。
彼らの曲は Real & True サイトで聴ける他、My Space でも試聴できる。ちなみに、KTU (ケイ・トゥー)、Björk (ビョーク)、Kronos Quartet (クロノス・カルテット)、Mum (ムーム)や Ninja Tune が「友達」になっている。
ヘルシンキを拠点に活動する男女二人組みユニットで、一人(Eva Alkula:エヴァ・アルクラ) はフィンランドの伝統楽器カンテレの 39 弦エレクトリック・ヴァージョンを弾き、もう一人(Ville Hyvönen:ヴィレ・ヒュヴォネン)がPCやエフェクトを使ったサウンド・デザインを行う。エレクトリック・カンテレを有名なカンテレ製作者「コイスティネン・カンテレ」にカスタム・メイドで依頼し、新次元のカンテレ・サウンドを創り出すとともに、その音をPCやエフェクトでマニピュレートすることにより、カンテレがソロとしては本来なし得ない幅のあるサウンド・オーケストレーションを生み出している。


エヴァ・アルクラは伝統楽器のカンテレ奏者としても素晴らしく、これまで数多くの公演を国際的に行っている。日本の琴とのコラボレーションやアジアや中近東の楽器を取り入れたグループとの演奏活動も行っている。一方、ヴィレ・ヒュヴォネンは展覧会場での作品用にサウンド・デザインをしたり、Memnon のアルバム制作やエヴァのソロ・アルバム制作のためのプロダクション業務をしたりとやはり幅広い。
もともと異分野で活動していた二人が会ったことで、新たな音楽が生まれつつある。一作目のアルバム・リリースが迫っているMemnon はフィンランド音楽のニュー・フロンティアに立っている。
彼らの曲は Real & True サイトで聴ける他、My Space でも試聴できる。ちなみに、KTU (ケイ・トゥー)、Björk (ビョーク)、Kronos Quartet (クロノス・カルテット)、Mum (ムーム)や Ninja Tune が「友達」になっている。
by invs
| 2007-03-21 12:01
| Memnon