Teemu Mattsson(テーム・マットソン） - 「ミュージック from フィンランド」

「ミュージック from フィンランド」の 5/26日Pit Inn 公演に出演するTeemu Mattsson について公式サイトをベースに書いておく。今回の日本公演ではクインテットとしての出演だが、バンド名はなく、Teemu Mattsson (テーム・マットソン）という本人名義での演奏となる。

1975 年、フィンランドの Kotka （コトゥカ）で生まれる。6才でピアノを始め、10才でトランペットに出会っている。今でも作曲にはピアノを使うという。フィンランドの音楽最高学府シベリウス・アカデミーのジャズ部門を卒業、現在は個人ベースでの活動の他、UMO Jazz Orchestra （ウモ・ジャズ・オーケストラ）でリード・トランペット奏者として活躍している。その透明感のあるトランペット奏法は北欧を強く意識させるが、幅広い演奏キャリアの中で培われたセンスは彼独自のものだ。

2006年5月に最初のソロCDをリリースしていて、これは日本盤も手に入る。クインテットのメンバーでキーボードを弾いているMikael Jokobsson （ミカエル・ヤコブソン）がFive Corners Quintet　のメンバーだが、DJ/クラブ系で人気が出ている。ノルウェーの Future Jazz もそうだが、ジャズとクラブの垣根はどんどん低くなってきていて、幅広い層にファンが増えているのはいいことだ。
テーム・マットソン 　（Quintet）　のメンバー
Teemu Mattsson 　テーム・マットソン trumpet
Mikael Jakobsson　ミカエル・ヤコブソン 　keys
Ville Herrala　　　ヴィレ・へラーラ 　 bass
Teemu Eronen　 テーム・エロネン 　drums
Ari Jokelainen　　アリ・ヨケライネン 　sax

ソロCDには Pekka Pohjola （ペッカ・ポーヨラ）や昨年11月 Real & True 公演をしたPekka Pylkkanen と一緒に活動しているMongo Aaltonen (percussion) 、Teemu Viinikainen (guitar) とTeemu Seppälä　（vocals） も参加している。

CDは Vesa-Matti Mattsson がプロデューサー、Teemu Mattssonがエグゼキュティブ・プロデューサーをつとめ、録音とミックスは Miikka Huttunen が行っている。ちなみにMiikka Huttunen （ミーカ・フットゥネン）は Teemu Mattsson の5/26 公演と同じ会場、同じ公演で次に登場する Alamaailman Vasarat （アラマーイルマン・ヴァサラット）のメンバーでもある。偶然だが、おもしろい。

曲は公式サイトで試聴できる。