Alamaailman Vasarat (アラマーイルマン・ヴァサラット) 新譜

Alamaailman Vasarat　(アラマーイルマン・ヴァサラット)　の新譜がいよいよ明日28日発売される。これまでバンドで2枚リリースされているが、日本盤が出るのは初めてだ。今回のReal & True Live Series 「ミュージック from フィンランド」公演で日本盤新譜が発売されるのは彼等だけだ。

新譜タイトルは "Maahan"、彼らの想像の国 Vasaraasia （ヴァサラ国とでも訳せようか）へ移民が向かうことをテーマにしたタイトル・トラックの曲名でもある。「黒い御伽の国」的雰囲気を少しコミカルに描き出すのが得意の彼らだ。どこか皮肉も込められているのだろう。バンドのイメージ・ヴィデオを見ると分かるのだが、前時代的で、怖いような、可笑しいような摩訶不思議ワールドがこれまでのアルバムに一貫して流れている雰囲気だ。だいたいメンバー達の容貌や出で立ちが凄い。黒づくめで一見近寄りがたい。でも、実際には話してみるとごくごく礼儀正しく、才知に長けている。相当のウィットを効かせ、世界を別の角度から眺める。そういう感覚が音楽にも溢れている。

ミュージック・ヴィデオ
彼らのオフィシャルサイトで ALBUMSをクリック、次にKÄÄRMELAUTAKUNTA或いはVASARAASIAというアルバムタイトルの項目の下にあるVideos と書いてあるところをクリックする。KÄÄRMELAUTAKUNTA　のヴィデオではメンバーが一人二役で登場人物に扮する面白いヴィデオを見ることができる（三部に分かれてファイルされているので、上から順番にクリックして見る）。

アルバムVASARAASIAから
"Kebab Tai Henki!"
"Siltojen Alla"

アルバムKÄÄRMELAUTAKUNTAから
「ヴァイオレンス悲劇」と題された3部構成のミュージック・ヴィデオもの　（プラハでロケ）
"Kivitetty Saatana"
"Astiatehdas"
"Jää, Hyvä Mieli"

日本盤発売元はTobias Records（試聴可能）。やはりフィンランドの Kimmo Pohjonen （キンモ・ポーヨーネン）と King Crimson 関連のメンバーで構成する KTU （ケー・トゥー）のアルバムやPauliina Lerche （パウリーナ・レルヒェ）のアルバムを発売しているところだ。

新譜の曲はMySpace でも試聴できる。アナザー・ワールドへようこそ。