2007年 05月 13日
Vit Švec Trio (ヴィート・シュヴェツ・トリオ) - 東京公演初日 |
昨夜のVit Švec Trio (ヴィート・シュヴェツ・トリオ)の東京公演初日は盛況だった。公演終了後にCDへのサインの列ができ、メンバー達も驚いていた。
曲 "Universality" で始まった演奏は二部構成で、各1時間ぐらい(アンコール二回)、日本公演のためにプラハで相当曲を練ったり、練習したりという準備の成果が見てとれる公演だった。アンコールにジャズ・スタンダード・ナンバーを入れた他は、Vit Švec Trio としてのオリジナル、Vit Švec の一つ前のバンド Trio '02 からの曲、ピアノのMatej Benko (マチェィ・ベンコ)がリーダーをしている別のグループの曲、そしてMatej のピアノ・ソロをバンド用にアレンジした曲の中から選りすぐって演奏された。
(photo:前沢春美)
中でも、「鯨のジャケット」のCDで知られた"Keporkak" に収録されている曲がバンドとしてのオリジナリティーや一体感が最もよく現れたもののように感じられたが、ラテン的なものからチェコのクラシック的要素まで感じさせる幅広い選曲が多くの人にアピールするのだろう。
鯨の鳴き声のような音はエフェクトをかけたダブルベースを弦で弾いて出すのだが、それについて面白いエピソードをバンドから聞いた。あの音はバンドで練習中にVitが偶然出した音で、他のメンバーが気に入ってそれを曲の中で使おうということになったのだが、実はメンバーの誰もあの音が鯨の鳴き声だということを知らなかったというのだ。後になってVit がナショナル・ジオグラフィックという雑誌に付いていた音で初めて知って他のメンバーに教えたという。確かに、海がないチェコの人たちが鯨の鳴き声を知らなくても不思議ではない。
曲 "Universality" で始まった演奏は二部構成で、各1時間ぐらい(アンコール二回)、日本公演のためにプラハで相当曲を練ったり、練習したりという準備の成果が見てとれる公演だった。アンコールにジャズ・スタンダード・ナンバーを入れた他は、Vit Švec Trio としてのオリジナル、Vit Švec の一つ前のバンド Trio '02 からの曲、ピアノのMatej Benko (マチェィ・ベンコ)がリーダーをしている別のグループの曲、そしてMatej のピアノ・ソロをバンド用にアレンジした曲の中から選りすぐって演奏された。

中でも、「鯨のジャケット」のCDで知られた"Keporkak" に収録されている曲がバンドとしてのオリジナリティーや一体感が最もよく現れたもののように感じられたが、ラテン的なものからチェコのクラシック的要素まで感じさせる幅広い選曲が多くの人にアピールするのだろう。
鯨の鳴き声のような音はエフェクトをかけたダブルベースを弦で弾いて出すのだが、それについて面白いエピソードをバンドから聞いた。あの音はバンドで練習中にVitが偶然出した音で、他のメンバーが気に入ってそれを曲の中で使おうということになったのだが、実はメンバーの誰もあの音が鯨の鳴き声だということを知らなかったというのだ。後になってVit がナショナル・ジオグラフィックという雑誌に付いていた音で初めて知って他のメンバーに教えたという。確かに、海がないチェコの人たちが鯨の鳴き声を知らなくても不思議ではない。
by invs
| 2007-05-13 12:55
| Vit Svec Trio