2007年 06月 15日
Memnon - メムノン 5/27 公演 |
5/27 20:00 の部、Memnon ( メムノン )の登場だ。
ステージ奥の壁がスクリーンとなり、さまざまな映像が映し出される。PCを操るVille (ヴィレ)は美術館での展示プロデューサーをつとめることもあって、映像素材はたくさんある。あるときは目まぐるしく、あるときはゆっくりと背景が変化するなか、Evaとのデュオ・パーフォーマンスが進んでいく。
photo 前沢春美
やはり、カンテレの音は場の雰囲気をがらりと変える。Evaが弦にひとたび触れると、会場がわずかづつだが確実に別の世界へと旅たつのだ。彼女が弾くエレクトリック・カンテレはカスタムメイドのもので、まだまだ改良の余地は多いとのことだが、クラシックタイプのカンテレとはまた違った深い音色を発する。特に、低音部の長いトーンでは曲の枠組を描き出すのに役立っているようだ。
数年前の日本初来日公演のときと比べて、音の選び方に一段と工夫がされている。以前はPCによるマニピュレーションが前面に出る場面が多かったが、今回は幾つかの場面を除いて、全体としてカンテレを際立たせるための背景にまわっているように感じられた。Memnon の公式サイトにも記載されているように、当初からこのユニットは実験性をそのアイデンティティーにしていて、常に新しい楽曲と演奏形態を模索してきた。曲は発展的に改変され、演奏はステージを経るたびに吟味され、洗練されていく。
EvaもVille も個人的には新たなステップに入ろうとしていることから、当然Memnon のユニットとしても次の段階に足を踏み入れることになるだろう。
ステージ奥の壁がスクリーンとなり、さまざまな映像が映し出される。PCを操るVille (ヴィレ)は美術館での展示プロデューサーをつとめることもあって、映像素材はたくさんある。あるときは目まぐるしく、あるときはゆっくりと背景が変化するなか、Evaとのデュオ・パーフォーマンスが進んでいく。

やはり、カンテレの音は場の雰囲気をがらりと変える。Evaが弦にひとたび触れると、会場がわずかづつだが確実に別の世界へと旅たつのだ。彼女が弾くエレクトリック・カンテレはカスタムメイドのもので、まだまだ改良の余地は多いとのことだが、クラシックタイプのカンテレとはまた違った深い音色を発する。特に、低音部の長いトーンでは曲の枠組を描き出すのに役立っているようだ。
数年前の日本初来日公演のときと比べて、音の選び方に一段と工夫がされている。以前はPCによるマニピュレーションが前面に出る場面が多かったが、今回は幾つかの場面を除いて、全体としてカンテレを際立たせるための背景にまわっているように感じられた。Memnon の公式サイトにも記載されているように、当初からこのユニットは実験性をそのアイデンティティーにしていて、常に新しい楽曲と演奏形態を模索してきた。曲は発展的に改変され、演奏はステージを経るたびに吟味され、洗練されていく。
EvaもVille も個人的には新たなステップに入ろうとしていることから、当然Memnon のユニットとしても次の段階に足を踏み入れることになるだろう。
by invs
| 2007-06-15 13:53
| Memnon