Jacob Young Group （ヤコブ・ヤング・グループ） - "Evening Falls" 制作

Jacob Young Group　（ヤコブ・ヤング・グループ） の最初の アルバム "Evening Falls"がどのように制作されたか、All about Jazz 記事より要約・和訳する。

＊Jacob Young は言う。「バンドはリハーサルが済んでいたので、曲のアレンジができていて、スタジオに入ってから何か変えるという必要はほとんどなかった。私が作曲とアレンジを同時にやり、時間をかけてバンドで試し、ライブでどうなるかをコンサートをして試したりした。だから、スタジオに入ったときはよく準備ができていた。Manfred Eicher がしたことは、順番とか、ここにイントロを入れたらとか、あそこを少しカットしたらという提案だった。基本的に彼は曲を変えなかった。むしろバンドが曲をどういう風に演奏すべきかについてManfred は影響力をもっていた。」
＊「Evening Falls の素晴らしいところは、自分でプロデュースする必要がなかったので重荷を背負う必要がなかったことだ。座って時間をはかったり、次の曲にとりかかるときを決めたりしたのはManfred だったからだ。彼は、もう十分だから次の曲をやろうなどとは言わず、これがこの曲がもっている潜在的な力かどうか本当に確かか、それはJacob だけがわかるのだから、というふうに言った。そんな感じの質問を彼はした。私は最初とても神経質になっていた。実際、Manfred とは初対面のようなものなのに、すでにスタジオにいて彼がバンドのアルバムをプロデュースするのだから。でも10分後にはみなリラックスして演奏し、ベストを尽くそうとした。」

＊「最初の曲 BlueはJoni Mitchell を讃える曲だ。自分で分析していないのでなぜだかわからないが、この曲はレコーディングしているときは Joni Mitchell というタイトルだった。アルバムのためにタイトルをつけるときになって、Manfredがそれは駄目だと言った。私はなぜその名前にしたいかを説明し、結局彼女の最も有名なアルバムのタイトルの名前に落ち着いたというわけだ。長い間彼女の音楽、ギターそして作曲のファンだったからだ。」